9月末に実施予定の修学旅行。
わたしの勤務校では、県内に予定を変更して計画してきた。
ところが、予測に反して、以前よりもコロナ禍の状況はひどくなってきている。
ニュースによれば
なぜこんなに短期間に、デルタ株、というのが拡がってしまったのか。
理由は、その感染力にあるらしい。
デルタ株というのは、水疱瘡並みで、いわゆる感染力が爆発的だそうだ。水疱瘡は一人がかかるとどんどんと広がる。保育園でも小学校でも、油断していると非常に恐ろしい感染力を持つ。
以下は、時事通信社のニュース。
『感染者数は、日本時間5日正午時点で約2億19万人。国別では、米国(約3530万人)が最多で、インド(約3177万人)、ブラジル(約2000万人)、ロシア(約627万人)、フランス(約627万人)が続く。世界の死者は425万人以上。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は7月30日の記者会見で、デルタ株が130カ国以上で検出されたことを明らかにし「なぜこれほど簡単に広がるのか世界の専門家と解明作業を続けている」と語った。』
要するに、これからは、このデルタ株が日本中を席巻するであろう、ということが
科学的・合理的に考えると、予想される、というわけ。
では、デルタ株というのはどんな特徴をもつのか。
1つめは、ワクチンに対しての特徴。
従来型に対しては1回の接種で57%の人に十分な抗体ができたのに対して、デルタ株の場合は1回の接種では37%にとどまっています。そして2回の接種を完了すれば、従来型だと99%、デルタ株でも97%と、9割を超える有効性が分かっています。(日テレEニュースの記事6/24より:抜粋)
ということらしい。
また、さらに新しいmsnニュース(7/28)によると、
ワクチン接種が最も進んでいるイギリスやイスラエルでもデルタ株による新規感染者数はものすごい勢いで増えています(図6)。イギリスでは既に約8割の人が抗体を持っているとのデータがあるにもかかわらず、です。イスラエルではファイザーのワクチンは95%デルタ株の感染を防ぐとされていましたが、その後64%に訂正されました。つまり、ワクチンを接種していてもデルタ株の感染は抑えきれない、ということです。ただ、接種していることで入院や重症化といったリスクは両国で確実に下がっているようです。
だそうだ。
要するに、『1人が8人~9人を感染させるほどの強い感染力を持ち、幼児からお年寄りまで全年齢の人がかかってしまう「かかりやすさ」を誇り、体力のある若い人さえ感染させるデルタ株』ということである。
わたしが小学校の教師として不安に思うのは、若い人にも感染する、ということである。子どもの感染はどうなのだろうか。
もう本音を言うと、修学旅行などやっている場合ではないと思う。
修学旅行の直後になって、クラスに感染者が出たら、と想像すると怖い。
そうなってしまったら、きっと「中止にしたらよかった」と思うことだろう。
悔やんでも悔やみきれないにちがいない。
というか、なにか社会全体としての手を打てないものかといつも思う。
日本中の人が集まって、こうしよう、ああしよう、と話し合うことができないものだろうか。
全員で話し合うのは無理だから、地域から代表者が集まって、コロナの対策の知恵を出し合うということにならないだろうか。
とくに、東京では、感染しても入院できない、ということになっているようだ。
こうなると、外出を控えたくなる。
医療に期待ができなくなっているのは恐ろしい。
呼吸が困難になったとしても、点滴が必要になったとしても、すぐには病院にかかれないのだから。
やがて、みんな、買い物を控え、飲食を控え、旅行を控えることになるだろう。
政府は自粛を呼びかけるが、そのこと自体には、あまり意味がないのかもしれない。
なぜなら、世の中の人は、「怖さ」がわかれば、自分から出歩かないようになるだろうから。つまり、「自粛」というのは、本当に自分の意思で、自粛するようになるのだろう。
自分の意思で、と言う部分が重要である。それは決して、政府が呼びかけたからではない。
みんな、自分を守ろうとして、
「買い物を控え、飲食を控え、旅行を控えることになる」のである。
それをだれもとめることができない。
経済をまわしたのはやまやま。でも、それが不可能になる。
恐ろしい未来予測だが、外れてほしい予測だが、合理的に考えるとそうなってしまう。
なにせ、感染して呼吸が苦しくなったとしても、病院は人を受け入れる余裕が無いのだから・・・
つまり、感染者が増えれば増えるほど、本来であれば救えたような「重症ではない患者」を救えなくなる。コロナで死ぬというよりも、酸素吸入の必要はない軽症のうちに治せないから死ぬ、のでありましょう。これは人災なのかもしれません。
都市圏のデパートではクラスタが発生したところがあり、休業したそうだ。
大阪では阪神百貨店で128人、阪急うめだ本店で34人の感染が確認された。
満員電車では、山手線1両につき、3~4人の感染者が乗っている、と計算できるらしい。
これでは外出も控えたくなるし、経済もまわっていかないだろう。
各県や、各市から、代表者が集まって、コロナのことで日本全国規模の会議を実施してはどうだろう。そして、そこで決まったことを公表し、全員がそのことについて考えたり、討論したりして、専門家の知見も入れながら、方針を定めるのがよいと思う。
あ、それが「政治」か!
わたしの勤務校では、県内に予定を変更して計画してきた。
ところが、予測に反して、以前よりもコロナ禍の状況はひどくなってきている。
ニュースによれば
国立感染症研究所の推定によると、首都圏の新規感染者に占めるインド由来のデルタ株感染の割合は、4日時点で89%に到達。だそうである。
なぜこんなに短期間に、デルタ株、というのが拡がってしまったのか。
理由は、その感染力にあるらしい。
デルタ株というのは、水疱瘡並みで、いわゆる感染力が爆発的だそうだ。水疱瘡は一人がかかるとどんどんと広がる。保育園でも小学校でも、油断していると非常に恐ろしい感染力を持つ。
以下は、時事通信社のニュース。
『感染者数は、日本時間5日正午時点で約2億19万人。国別では、米国(約3530万人)が最多で、インド(約3177万人)、ブラジル(約2000万人)、ロシア(約627万人)、フランス(約627万人)が続く。世界の死者は425万人以上。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は7月30日の記者会見で、デルタ株が130カ国以上で検出されたことを明らかにし「なぜこれほど簡単に広がるのか世界の専門家と解明作業を続けている」と語った。』
要するに、これからは、このデルタ株が日本中を席巻するであろう、ということが
科学的・合理的に考えると、予想される、というわけ。
では、デルタ株というのはどんな特徴をもつのか。
1つめは、ワクチンに対しての特徴。
従来型に対しては1回の接種で57%の人に十分な抗体ができたのに対して、デルタ株の場合は1回の接種では37%にとどまっています。そして2回の接種を完了すれば、従来型だと99%、デルタ株でも97%と、9割を超える有効性が分かっています。(日テレEニュースの記事6/24より:抜粋)
ということらしい。
また、さらに新しいmsnニュース(7/28)によると、
ワクチン接種が最も進んでいるイギリスやイスラエルでもデルタ株による新規感染者数はものすごい勢いで増えています(図6)。イギリスでは既に約8割の人が抗体を持っているとのデータがあるにもかかわらず、です。イスラエルではファイザーのワクチンは95%デルタ株の感染を防ぐとされていましたが、その後64%に訂正されました。つまり、ワクチンを接種していてもデルタ株の感染は抑えきれない、ということです。ただ、接種していることで入院や重症化といったリスクは両国で確実に下がっているようです。
だそうだ。
要するに、『1人が8人~9人を感染させるほどの強い感染力を持ち、幼児からお年寄りまで全年齢の人がかかってしまう「かかりやすさ」を誇り、体力のある若い人さえ感染させるデルタ株』ということである。
わたしが小学校の教師として不安に思うのは、若い人にも感染する、ということである。子どもの感染はどうなのだろうか。
もう本音を言うと、修学旅行などやっている場合ではないと思う。
修学旅行の直後になって、クラスに感染者が出たら、と想像すると怖い。
そうなってしまったら、きっと「中止にしたらよかった」と思うことだろう。
悔やんでも悔やみきれないにちがいない。
というか、なにか社会全体としての手を打てないものかといつも思う。
日本中の人が集まって、こうしよう、ああしよう、と話し合うことができないものだろうか。
全員で話し合うのは無理だから、地域から代表者が集まって、コロナの対策の知恵を出し合うということにならないだろうか。
とくに、東京では、感染しても入院できない、ということになっているようだ。
こうなると、外出を控えたくなる。
医療に期待ができなくなっているのは恐ろしい。
呼吸が困難になったとしても、点滴が必要になったとしても、すぐには病院にかかれないのだから。
やがて、みんな、買い物を控え、飲食を控え、旅行を控えることになるだろう。
政府は自粛を呼びかけるが、そのこと自体には、あまり意味がないのかもしれない。
なぜなら、世の中の人は、「怖さ」がわかれば、自分から出歩かないようになるだろうから。つまり、「自粛」というのは、本当に自分の意思で、自粛するようになるのだろう。
自分の意思で、と言う部分が重要である。それは決して、政府が呼びかけたからではない。
みんな、自分を守ろうとして、
「買い物を控え、飲食を控え、旅行を控えることになる」のである。
それをだれもとめることができない。
経済をまわしたのはやまやま。でも、それが不可能になる。
恐ろしい未来予測だが、外れてほしい予測だが、合理的に考えるとそうなってしまう。
なにせ、感染して呼吸が苦しくなったとしても、病院は人を受け入れる余裕が無いのだから・・・
つまり、感染者が増えれば増えるほど、本来であれば救えたような「重症ではない患者」を救えなくなる。コロナで死ぬというよりも、酸素吸入の必要はない軽症のうちに治せないから死ぬ、のでありましょう。これは人災なのかもしれません。
都市圏のデパートではクラスタが発生したところがあり、休業したそうだ。
大阪では阪神百貨店で128人、阪急うめだ本店で34人の感染が確認された。
満員電車では、山手線1両につき、3~4人の感染者が乗っている、と計算できるらしい。
これでは外出も控えたくなるし、経済もまわっていかないだろう。
各県や、各市から、代表者が集まって、コロナのことで日本全国規模の会議を実施してはどうだろう。そして、そこで決まったことを公表し、全員がそのことについて考えたり、討論したりして、専門家の知見も入れながら、方針を定めるのがよいと思う。
あ、それが「政治」か!