実家が喫茶店をしております。
ところが問題がありまして、名古屋のくせに、モーニング・サービスがないのです。あるのは、普通のコーヒーと紅茶、コーヒーゼリーとケーキくらい。
これはすぐに店が潰れるかと思っていたが、どっこい20年続いている。
母に、どうして、モーニング・サービスをやらないのと聞いたら、たった一言、大変だから、ということであったが、名古屋の喫茶店がモーニングをやらないというのは、ほぼ犯罪に近い。大変な勇気である。お客様が「モーニング!」と言ったらどうしているのだろう。気の短い名古屋市民。大げさに言えば、毎日をモーニングのために生きている、という感じがある。決して許すまい。
どうやら店にやってくる人は、モーニングで小腹を満たす目的ではないらしい。美味い珈琲を飲んで、クラシックを聞き、植物を眺めてボーッとするためであります。2時間いても、母は何も言わない。そんな調子だから、たまに人生相談もあるらしい。
若いスーツ姿の若者が、2時間ボーッとしてた時、おかわりのレモン水を替えに行くと、悩みを打ち明けられたと言うので、むしろ水晶玉を使って別の商売をした方が良いのではと、それを聞いた姉が進言していた。
いっそのこと、銭天堂、という店名に変えたら良いかもしれない。
私自身は、ずっとコーヒーは飲んでいなかった。味も分からない。
30を過ぎた頃、世に出て働くようになり、職場の人がコーヒーを飲んでいるんでお付き合いで飲んでいたが、味に関してはまったく分からない。どれも似たようなものだろう、と漠然と思っていた。
コーヒーを飲んでおいしいと思う時はあったが、自分が一体どんなコーヒーを好みに感じているのか知らなかった。
そこて、いくつか試してみていて、
1)インドネシアのマンデリン
2)コロンビアとブラジル
3)キリマンジャロ
入手先の店や豆自体にもよるだろうが、だいたいこの辺を比べ、自分がそれを好みに思うかどうか試している。これらは次のような特徴があるようですナ。
1)インドネシアのマンデリン
酸味の苦手な人もマンデリンなら大丈夫。苦味がある。とにかく珈琲は苦くないとねえ、という人向け。風味も良くファンが多い。
2)コロンビアとブラジル
酸味と苦味、コク、すべてほどほどにあってバランスが良い。万人向け。浅煎りなら酸味が強く出て、深煎りなら苦味が強く出る。
3)キリマンジャロ
マンデリンやコロンビア・ブラジルとは違い、苦味よりも酸味が多い。ニガいのは苦手だという人で、香りが良く、酸味も平気と言う人が好む味。
・・・なのだそうです。知らんけど。
※母によれば、店に来るお客さんとコーヒー談義をすると、ほぼ皆さま、『酸味』の好き嫌いを言うそうです。
一方、苦味の方は焙煎の工夫で多少上下コントロールできるので、もっぱら豆由来の「酸味」の好みを聞くそうですね。
エチオピアモカやキリマンジャロは、むしろ酸味が好きという人向け。
逆に酸味が強いと気になる人には、ブラジルやコロンビア。これらは程よく中間で、バランスが取れている。
一方、むしろ苦いのが良いという人には、マンデリン。大雑把ですが。
私はこれを聞いて、たまに飲み比べるチャンスがあれば試しているが、結論としては、ほぼどれでもそれぞれにおいしい。
コーヒーそのものよりも、どちらかというと、コーヒーでも飲んでゆっくりできる、ということの方が、自分にとって大事なようですナ。
ところが問題がありまして、名古屋のくせに、モーニング・サービスがないのです。あるのは、普通のコーヒーと紅茶、コーヒーゼリーとケーキくらい。
これはすぐに店が潰れるかと思っていたが、どっこい20年続いている。
母に、どうして、モーニング・サービスをやらないのと聞いたら、たった一言、大変だから、ということであったが、名古屋の喫茶店がモーニングをやらないというのは、ほぼ犯罪に近い。大変な勇気である。お客様が「モーニング!」と言ったらどうしているのだろう。気の短い名古屋市民。大げさに言えば、毎日をモーニングのために生きている、という感じがある。決して許すまい。
どうやら店にやってくる人は、モーニングで小腹を満たす目的ではないらしい。美味い珈琲を飲んで、クラシックを聞き、植物を眺めてボーッとするためであります。2時間いても、母は何も言わない。そんな調子だから、たまに人生相談もあるらしい。
若いスーツ姿の若者が、2時間ボーッとしてた時、おかわりのレモン水を替えに行くと、悩みを打ち明けられたと言うので、むしろ水晶玉を使って別の商売をした方が良いのではと、それを聞いた姉が進言していた。
いっそのこと、銭天堂、という店名に変えたら良いかもしれない。
私自身は、ずっとコーヒーは飲んでいなかった。味も分からない。
30を過ぎた頃、世に出て働くようになり、職場の人がコーヒーを飲んでいるんでお付き合いで飲んでいたが、味に関してはまったく分からない。どれも似たようなものだろう、と漠然と思っていた。
コーヒーを飲んでおいしいと思う時はあったが、自分が一体どんなコーヒーを好みに感じているのか知らなかった。
そこて、いくつか試してみていて、
1)インドネシアのマンデリン
2)コロンビアとブラジル
3)キリマンジャロ
入手先の店や豆自体にもよるだろうが、だいたいこの辺を比べ、自分がそれを好みに思うかどうか試している。これらは次のような特徴があるようですナ。
1)インドネシアのマンデリン
酸味の苦手な人もマンデリンなら大丈夫。苦味がある。とにかく珈琲は苦くないとねえ、という人向け。風味も良くファンが多い。
2)コロンビアとブラジル
酸味と苦味、コク、すべてほどほどにあってバランスが良い。万人向け。浅煎りなら酸味が強く出て、深煎りなら苦味が強く出る。
3)キリマンジャロ
マンデリンやコロンビア・ブラジルとは違い、苦味よりも酸味が多い。ニガいのは苦手だという人で、香りが良く、酸味も平気と言う人が好む味。
・・・なのだそうです。知らんけど。
※母によれば、店に来るお客さんとコーヒー談義をすると、ほぼ皆さま、『酸味』の好き嫌いを言うそうです。
一方、苦味の方は焙煎の工夫で多少上下コントロールできるので、もっぱら豆由来の「酸味」の好みを聞くそうですね。
エチオピアモカやキリマンジャロは、むしろ酸味が好きという人向け。
逆に酸味が強いと気になる人には、ブラジルやコロンビア。これらは程よく中間で、バランスが取れている。
一方、むしろ苦いのが良いという人には、マンデリン。大雑把ですが。
私はこれを聞いて、たまに飲み比べるチャンスがあれば試しているが、結論としては、ほぼどれでもそれぞれにおいしい。
コーヒーそのものよりも、どちらかというと、コーヒーでも飲んでゆっくりできる、ということの方が、自分にとって大事なようですナ。