これが難しい。
多くの子が、?という顔。
たしかに、分数は割合を示す記号のようなものだから、通常の整数とは世界が違う。
これを今までの、整数の感覚をもったまま、勉強しているのだから難しい。
3分の1が、1÷3、であることを、なかなかうまく説明できない。
ついぞ、整数の感覚で考えるために混乱してしまうようである。
4/2=2/1=2=6/3。
これを、図で書いたり、絵で描いたりすれば、
「ははあ。なるほど。わかった!!」
ところが、次の日にもう一度これを確認すると・・・。
え?なんでこうなるんだっけ・・・?
という子が、必ず2,3人は、いる。
分数の引き算で、通分が必要になる。
少しずつ、ゆっくりと、進めていく。
ここで焦ってはいけない。
進度が遅れた分は、次の「面積」の単元で取り返す。
ぎゅうぎゅうに詰め込まれた、新学習指導要領の『算数』。
ここを乗り切るには、柔軟な思考と、健全な進度変更、ハンドルの遊びが要る!
進度から遅れてはいけない!と、なんでもかんでも白黒をハッキリさせるのはよくない。
人間、なにごとも、そうであろう。
きちんと、絵を描いて、分数を面積で体感しながら、ゆっくりとやっていこう。
これが、りんご畑の堆肥のように、徐々に効いてくるはずだ。
6年生になっても、中学生になっても、分数の理解に、このときの体験が、
かならず生きてくるはず!!
堆肥のように、効いてくるはず!
りんご畑の12か月。
お勧めです。
りんご農家で実際に働いている、絵描きの中武ひでみつさんが、絵を描きました。
小学生の子が、手紙を書いている風に、物語が進みます。
いい本ですよ~。
(そろそろ、りんごがお店に並び始めましたね)