子どもに聞かれることがある。
質問されて、答えるときもあれば、答えないこともある。
勉強のことは、答えるね。
でも、個人的なことは、答えない。
学級の子どもたちに、少しだけ、秘密をつくる。
ミステリアスな部分を、つくる。
ほんの、少しだけ。
だって、つまんないもん。
答えるかどうかは、コッチが決める。
答える方法も、コッチが決める。
答えるのが当然だって思ってる人、ざんねんでーしーた。
(子どもは、エーッ!!となる)
「先生って、何歳なのー?」
「なんでそんなこと知りたいの?どうしてもシリたけりゃ、あとで個人的にどーぞ」
こんな程度の切り返しなんて、かわいいモンよ。
それでもしつこく、あとで聞きにくる猛者もいる。
「先生、何歳か教えてください」
「なんでそんなこと、関心があるの?」
「知りたいから」
「んー・・・。答えるかどうか・・・、それって、答える人の自由だよねッ!」
「エーッ!!」
「エーッって、なあに?」
「じゃ、先生、先生が今度、おれを当てても、おれは答えないからなっ!!」
「ハハハー。学校は学習するところだから、子どもは答えるのです」
「エーッ」
「学校ってのは、そういう場所。よいか、当てられたら、答えるのだゾ!」
「エーッ!!」
「ハハハー、エーばっかりだねぇ」
このやりとり、場所が廊下だったので、別の先生が聞いて、笑ってました。
しかと。