絶対に謝ってはいけない。謝ったらおしまいだ。

こう考える人は、割と欧米には多いと思う。
欧米の「欧」はあんまりよくわからないが、「米」の方にはなんだかやっぱり多い気がする。
とは言え、これは私の勝手な思い込みで、マスコミやその他の一般的な情報で推測しているだけ。バイアスは大きい。

有名なところでは、トランプ大統領、そして、テスラのイーロンマスク氏。自分が絶対に間違っていない、謝る必要なんて、これっぽっちもない。それが強さを示す男のあり様だ、という感じか。

それに比べると、日本人はすぐに謝ってばかりで、アメリカと日本の文化の違いをまざまざと感じる。MLBと日本のプロ野球でもそうだ。
大谷翔平選手が投手のとき、ボールを投げる際にデッドボールを投げてしまった。すると、大谷選手は相手の打者に対して謝った。この様子はニュースになった。MLBでは、投手は絶対に謝らない。いかにも日本人らしい態度だと言うので、様々な番組やPodcastニュースで取り上げられた。

おそらくこういう態度と言うのは伝染するようだ。
ゲームの世界でもそうらしい。ネットで通信しながら、世界中のプレイヤーが戦うゲームがある。日本人のプレイヤーは、ミスをすると謝るらしい。ところが、他の国の選手は絶対に自分が悪くないと言い張るそうだ。逆にお前が悪いと責める。

しかし、こう書いていたら、やっぱり日本人でも謝らない人は謝らないなと思い出してきた。私は絶対悪くないと言い張ると言うのは、世界的に見てよくあることなのだ。年配の男性のほとんどが謝らないと思います。スーパーの駐車場でドアを開いて、隣の車に当てた人が、やっぱり謝りませんでしたね。私の車ではなかったですが、通りすがりに大きな声だったので目立ちました。

逆に、気を遣って、相手のことを大丈夫かと心配する人もたくさんいます。日本人ではなくとも。つまり、その人の生い立ちなわけです。人種は関係ないですね。

保護者にも、謝らない人はいます。
しかし、つい5、6年前までにはこんな事はなかったと思うから、だんだんと人間はこのことに対しての耐性が薄れてきているのかもしれません。やはり世の中は5年10年がするとずいぶん変わるものだと思う。

「私が悪いと言うわけではないですよね?」

と、確認する保護者。
教師が保護者を責める事はほぼないと思う。
それでも、誰も自分のことを責めていないと言うことについて確認をしたいのだ。

これは、やはり幼い頃か若い頃から常に責められてきたから、こういう反応するのではないかと思う。お前のせいだと何度も何度も言い続けられてきた人は、やはり心の底で自分は悪くないと言いたかったのではあるまいか。

大人の世界に入ると、相手を責めると言う事はずいぶん少なくなる。それよりもフォローしたり、カバーしたりして状況を改善しようとしたり、その人の手の届かないところをどうやったらみんなで手が届くことにするか、と、一緒に考えようとする。

ところが、そういう話を私がしたら、

「そんなことない」

と、知り合いに否定された。
大人の世界でも、相手を責めることがよくあると言うのだ。フォローされるなんて事はなく、あんたどうするの?とずっと執拗に責められたことがあると言う。

そういう状況に置かれたら、誰だって自分が悪くないはずだと声を大にして言いたくなるに決まっている。

これまであまり責められたことがなく、幸運な人生を歩んできた人は、相手を攻めたところで、状況が変わらない事は重々承知である。
というか、仲間であるはずの身近な人間を責めたら、その人は弱ってしまい、トータルに考えると、自分のチームは弱くなる。

自分の仲間だと思えば、励まし、その人の本来の力を出せるようにフォローし、励ます。その方が、結局は自分にとって得である。

トランプさんがなぜそんなに周囲を圧迫しようとするのかを、社会学的なアプローチや心理学的なアプローチ、あるいは経営者としてのマネジメント的な立場から分析する人たちがたくさんいる。
アメリカ本国の中にも、自分の国の大統領は、一体どうしてそういう風な態度を取るのかといぶかって、その正体を知りたくなり、分析を始める人たちがたくさんいる。

そこで、話題になっているのが、次の人だ。

ロイ・コーン。

政治の勉強している人は知っているらしいです。私は知りませんでしたが。有名な人のようですね。


マッカーシズム時代に「赤狩り」の急先鋒として知られた悪名高い弁護士です。若き日のトランプ氏に、メディア対応、攻撃的な交渉術、絶対に謝罪しない姿勢など、現在のトランプ氏のスタイルに通じる多くの影響を与えたとされています。

ダイヤモンド・オンライン
映画『アプレンティス』は、トランプの台頭と彼のリーダーシップスタイルの起源に焦点を当てています。この映画は、トランプの成功の裏にある複雑な人物像と、ロイ・コーンとの師弟関係を掘り下げています。映画が描くトランプの成長物語は、彼のビジネスマンとしての側面と政治家としての手腕を理解する鍵になります。トランプのスタイル、「攻撃・攻撃・攻撃、否定・否定・否定、勝利をつかみ、決して敗北を認めるな」の元はロイ・コーンでした。

ロイさんだって、本当は人を責めたくはなかったのかもしれませんね。ロイさんにはロイさんの、生い立ちやら、師匠やら学習してきた内容やら、いろんな影響受けて、その思想を持たざるを得なかったのかもしれません。

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