春休み、というのは実は裏返し。
3月4月は、先生たちがめちゃんこ忙しい時期です。

その3,4月だからこそ、できることがあるのでして、
すべてリセットするわけで、クラス替えもあるし、担任の異動もある。
環境がガラッと変わります。
校舎も教室も変わると、職員室から教室へ向かう道すじも変わり、景色がすべて変わります。
これを経験すると、春だなあ、と実感しますね。

わたしはこの春、教室が変わったことをきっかけに、あることに挑戦します。
それは、教卓の場所を変える、というやつ。

これまでは黒板の横、先生の道具を置く棚があったので、その前に先生用の机を横付けしておりました。

これを10年以上変えてこなかったのですが。

ふと、なんだかその気になりまして。

今年は、先生用の机を、教室の真後ろにもってきました。
ふだん、保護者のみなさんが授業参観のときに立つ場所ですね。ここに、先生用の机を持ってきた。

それでね、今日はそのシュミレーションで、座ってみたわけですよ。そうじしたりしながら。

すると、やはり景色がちがう。
子どもがなにをするのか、背後から見守る感じになる。
これは、おもしろそうだ、と思いました。

どうなりますかね。

メリットとしては、どんなものがあるでしょうか。
子どもたちを後ろから見渡せる

授業中の子どもたちの様子や、ノート・タブレットの操作など、全体を俯瞰しやすくなるため、見逃しが減るのでは。

「子ども中心」の教室になる

先生の机が前にないことで、前方スペースが広く使えたり、子どもが主役である雰囲気が出ます。先生も“黒板前に立って指導する人”から“近くで伴走する人”という印象になるのでは。

教室前方をフレキシブルに使える

掲示スペース、図書コーナー、朝の会・帰りの会の場など、前方を多目的に使えるようになるのでは。

子どもとの距離感が変わる

休み時間や授業の合間など、後方で何気なく過ごしていると、気軽に子どもが話しかけに来やすくなることも考えられます。


どうでしょうかね。
やってみて、どうか・・・でしょうかね。

世間の多くの方たちと同じく、先生たちは、いつも4月に、新しい気持ちになっています。。

人間にとって、リセットの季節、というのは、大事ですね。
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