先日の日曜日に書いた記事は、「学級経営と言う言葉から離れる」という記事でした。


この記事を読んだ嫁さんが言うには、

「なんか分かったような分からない文」

だと。

「結局、どっちなの?」と尋ねると、

「うん、分からんね」と。

そしたら、今日火曜日になってAERA.netに掲載されたホヤホヤの、鴻上尚史さんの文書が非常によく言ってくれてるのを見つけた。

さすが鴻上尚史さんで、言いたかったことをズバリ書いてくれている。

まとめると、「人を育てる努力は、結果と比例しない」ということです。



鴻上さんは、ある教員の悩みに答えるようにして、アンサーを書いてくれています。やはり劇団を経営してきた人だなあ、と感心しますね。学級経営と同じで、劇団員の生活や恋愛、経済状態までどんなこともひっくるめて、世話をし、相談にのるのが鴻上さんの仕事です。担任も、ほぼ子どもをとりまく全部の世界に関わって世話をします。
悩みを打ち明けた、この先生も、子どもの全てを世話することの意味と価値を問うたのですね。

鴻上さんは、こうも書いてる。

「全てがコントロールできるのなら、全ての責任は自分にある。でも、相手は人間だから、全てをコントロールできないし、コントロールしようとしてはいけない」

私は、鴻上さんのアンサーにとても近いのですが、ほとんど先生には力など無いのでは、というように思ってます。

しかし、この30代の先生を励ますために、このように書かれたのでしょう。
私はそんな鴻上さんの気持ちに、全面的に賛成しますね。

ただ、私は歳をとって、すでにお爺さんの目線で子どもを見ているために、自分に力がなくても、まったく大丈夫だと思うようになりました。なぜなら、子ども自体に力があるからですね。

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