人生は、基本、やらなくても良いことばかりだろう、と思います。

とは言え、生きていくためにやるしか無いこともあります。
それは、原始時代の人間も、今の人類も、変わらずやることでして、すなわち衣食住のこと。
衣食住の基本部分について、ある程度自分でやれるのが一番で、それ以外は本当は人間がどうしてもやらなければならないことでは、無いのかもしれません。

小学校はそういう意味では、かけるべい時間がもっと衣食住に偏っても良い気がする。

これ、役に立つな!と、
本当に子どもが思えることか、あるいは子ども自身がやりたくて仕方のないことを、やるのですから、みんなやると思います。

さて、現役で教師をしていると、さまざまな親子をみることになるのですが、そういった、ある意味人間にとって原始的な行動をしっかりさせることが、その子のやる気を結局は伸ばすことになると、私は感じておりますね。

宿題、とか
勉強、とか
算数、とか
掛け算、とか、
英語、とか漢字とか。

そういう話題を子どもと話す前に、

食べること、とか
寝ること、とか、
パジャマが快適か、とか
洗濯するとどうなるか、とか
毛布のこと、とか
寒さとか暑さとか、
汗をかいた、とか
病気のこと、とか
この佃煮おいしいね、え、お母さん、つくだにってなあに?とか
残りご飯でチャーハンつくろかな、私も手伝うーとか
お風呂ってなんであんなに気持ち良いの、とか。
頭が上手に洗えたね、とか。

そういう話題でとことん話してますか、ということ。

おそらく、1対50000
くらいの比率で、宿題の話よりも衣食住の話をした方が、子どものパワーは上がりますよ。結果として学習の力もね。案外、遠回りが近道なのかもね。

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