東芝製の洗濯機。
2週間ほど前、洗濯機の下部から水漏れしたことがあった。
排水のホースに穴が空いているのかと思い、調べてみたが正常である。蛇腹のようになっているので、見えないような傷が付いており、水が漏れているのかと思った。しかし何度調べてもホースは正常であった。
不思議に思いながら、何度か使ううちに水漏れはなくなってしまった。
きっとたくさんの洗濯物を詰めすぎたせいだよ、なんて言いながらそのままにしていた。
しかし、今思えばあれが前兆だったのだ。
先日洗濯機がいよいよおかしくなった。本格的に調子が悪い。水が洗濯槽にたまらないのである。
東芝製の縦型洗濯機。ザブーンと言う愛称がついている。乾燥の機能が付いておらず、シンプルな構成ゆえ、故障が少ないと思って使ってきた。
だから、不具合が起きたとき非常に動揺した。まだ4年しか使っていない。壊れるには早すぎる。
長期の保証に入っているわけではないので、修理を出張費込みで依頼すれば、最低でも20,000円はかかると聞いた。
そこで、DIYでどうにか直そうと決意した。
早速、ネットを検索してみると、情報がガンガン出てくる。東芝製の洗濯機でも似たような事例が出てくるし、他社の製品でもほぼ同じ。洗濯機の構造は似ているので、どこの会社も同じような故障はあるらしい。
1番多いのは、ヘアピンや、プラスチックの破片等がつまるケースである。
中でも、ヘアピンは、その長さがちょうど排水口の直径と近似値で、排水弁を動かなくさせるには、もってこいの逸品である。
我が家では、ヘアピンをほとんど使わないので、おかしいなと思った。
我が家の場合は、もっと他のものが排水弁を常時開けてしまっているのではないだろうか。
さらに調べると、ものが詰まるだけでなく、排水のモーターそのものが故障するケースもあるらしい。そうなると、楽天市場やYahoo!ショップなどで、型番から調べてモーターそのものを取り寄せることになる。ちなみに私が調べた型番では、3000円から4000円ほどでモーターを売っていた。
また、排水弁そのものが一部割れたり欠けたりなどし、弁の調節がうまくいかないケースもある。そうなると、排水弁を型番から取り寄せねばならない。
私は多少の出費を覚悟しつつ、ともかく、分解してみることにした。
分解して、背面から排水弁を覗いてみたら、排水弁がネジのようにしまっているのだが、結構固い。そこで道具箱を探し、下のような大型のプライヤーを使って少しずつ回して外した。
左の小さなラジオペンチは、排水弁から伸びた針金がモーターに通じるプラスチック部品にくっついているので、その針金(クリップ)をつまんで外すのに使用する。この部分は、針金が曲がって引っ掛けてあるだけの簡単な作りであった。
ご覧のように、小さな細い針金が、曲がって、プラスチックの先端部分に下側から引っ掛けてある。これをラジオペンチで優しく外せば、もう排水弁はあっという間に取れてしまった。至極簡単である。
そして、なんと、原因がわかった。排水弁を取り外したと同時に、小さなヘアピンが1つだけ出てきたのでありました。
そのヘアピンが、まっすぐに排水経路に送られて、ちょうどつっかい棒のようになり、ゴムの排水弁が排水経路を閉じることができないように、弁の邪魔をしていたのでありました。
黒い細い棒のようなものが、ゴム製の大きな排水弁を、しっかりと押し付けて動けなくしていることがわかります。
なんともあっけなく、修理は完了。
元通りに組み立てスイッチを押してみると、正常に水を貯められるようになりました。
ちなみに、排水がおかしい、排水されっぱなしだ、と言うサインが表示されたわけではありません。
反対に給水ができないと言うサインが出ました。東芝の場合、C 5というデジタル表示が出ます。これは給水不能の表示。
しかし、この表示が出たとき、きちんと給水はできていたので、最初はなぜなのか分かりませんでした。
その後わかったのは、洗濯機からすると、給水をしてもしても、水がたまらないため、どうやら給水ができていないと判断したようなのです。でも原因は、ちっとも水がたまらないと言う部分にあり、その元を辿ってみると、排水弁が開きっぱなしで、常時排水しかできないようになっていたのであります。
つまり、給水ができない、ではなく、排水弁が開きっぱなしと言う表示なのでした。これは取り扱い説明書には書いていないために、最初はわからない人が多いかもしれません。私も迷いました。
さて、4年間使った洗濯機の、排水モーターまで買わねばならないかと思っていましたが、そうならずに済んでほっとしました。念のため、排水モーターはどう変えるのかなと思って見てみましたが、洗濯機をひっくり返してみると、かなり部品が奥のほうについており、意外に手ごわそうでした。
最低10年は使いたいので、そこまでモーターが維持できればありがたいですな。
思い返してみると、水漏れがあった2週間前。あの時もおそらくこのヘアピンが、洗濯槽から、排水経路に向かう途中の辺どこかをいちど塞いだのだろう。そのために洗濯槽が揺れた際、規定量より多くなっていた水が、水槽の上部から溢れたに違いない。
やはり何かの事象が起きた場合、その原因となる要素がどこかにあるのだ。
2週間ほど前、洗濯機の下部から水漏れしたことがあった。
排水のホースに穴が空いているのかと思い、調べてみたが正常である。蛇腹のようになっているので、見えないような傷が付いており、水が漏れているのかと思った。しかし何度調べてもホースは正常であった。
不思議に思いながら、何度か使ううちに水漏れはなくなってしまった。
きっとたくさんの洗濯物を詰めすぎたせいだよ、なんて言いながらそのままにしていた。
しかし、今思えばあれが前兆だったのだ。
先日洗濯機がいよいよおかしくなった。本格的に調子が悪い。水が洗濯槽にたまらないのである。
東芝製の縦型洗濯機。ザブーンと言う愛称がついている。乾燥の機能が付いておらず、シンプルな構成ゆえ、故障が少ないと思って使ってきた。
だから、不具合が起きたとき非常に動揺した。まだ4年しか使っていない。壊れるには早すぎる。
長期の保証に入っているわけではないので、修理を出張費込みで依頼すれば、最低でも20,000円はかかると聞いた。
そこで、DIYでどうにか直そうと決意した。
早速、ネットを検索してみると、情報がガンガン出てくる。東芝製の洗濯機でも似たような事例が出てくるし、他社の製品でもほぼ同じ。洗濯機の構造は似ているので、どこの会社も同じような故障はあるらしい。
1番多いのは、ヘアピンや、プラスチックの破片等がつまるケースである。
中でも、ヘアピンは、その長さがちょうど排水口の直径と近似値で、排水弁を動かなくさせるには、もってこいの逸品である。
我が家では、ヘアピンをほとんど使わないので、おかしいなと思った。
我が家の場合は、もっと他のものが排水弁を常時開けてしまっているのではないだろうか。
さらに調べると、ものが詰まるだけでなく、排水のモーターそのものが故障するケースもあるらしい。そうなると、楽天市場やYahoo!ショップなどで、型番から調べてモーターそのものを取り寄せることになる。ちなみに私が調べた型番では、3000円から4000円ほどでモーターを売っていた。
また、排水弁そのものが一部割れたり欠けたりなどし、弁の調節がうまくいかないケースもある。そうなると、排水弁を型番から取り寄せねばならない。
私は多少の出費を覚悟しつつ、ともかく、分解してみることにした。
分解して、背面から排水弁を覗いてみたら、排水弁がネジのようにしまっているのだが、結構固い。そこで道具箱を探し、下のような大型のプライヤーを使って少しずつ回して外した。
左の小さなラジオペンチは、排水弁から伸びた針金がモーターに通じるプラスチック部品にくっついているので、その針金(クリップ)をつまんで外すのに使用する。この部分は、針金が曲がって引っ掛けてあるだけの簡単な作りであった。
ご覧のように、小さな細い針金が、曲がって、プラスチックの先端部分に下側から引っ掛けてある。これをラジオペンチで優しく外せば、もう排水弁はあっという間に取れてしまった。至極簡単である。
そして、なんと、原因がわかった。排水弁を取り外したと同時に、小さなヘアピンが1つだけ出てきたのでありました。
そのヘアピンが、まっすぐに排水経路に送られて、ちょうどつっかい棒のようになり、ゴムの排水弁が排水経路を閉じることができないように、弁の邪魔をしていたのでありました。
黒い細い棒のようなものが、ゴム製の大きな排水弁を、しっかりと押し付けて動けなくしていることがわかります。
なんともあっけなく、修理は完了。
元通りに組み立てスイッチを押してみると、正常に水を貯められるようになりました。
ちなみに、排水がおかしい、排水されっぱなしだ、と言うサインが表示されたわけではありません。
反対に給水ができないと言うサインが出ました。東芝の場合、C 5というデジタル表示が出ます。これは給水不能の表示。
しかし、この表示が出たとき、きちんと給水はできていたので、最初はなぜなのか分かりませんでした。
その後わかったのは、洗濯機からすると、給水をしてもしても、水がたまらないため、どうやら給水ができていないと判断したようなのです。でも原因は、ちっとも水がたまらないと言う部分にあり、その元を辿ってみると、排水弁が開きっぱなしで、常時排水しかできないようになっていたのであります。
つまり、給水ができない、ではなく、排水弁が開きっぱなしと言う表示なのでした。これは取り扱い説明書には書いていないために、最初はわからない人が多いかもしれません。私も迷いました。
さて、4年間使った洗濯機の、排水モーターまで買わねばならないかと思っていましたが、そうならずに済んでほっとしました。念のため、排水モーターはどう変えるのかなと思って見てみましたが、洗濯機をひっくり返してみると、かなり部品が奥のほうについており、意外に手ごわそうでした。
最低10年は使いたいので、そこまでモーターが維持できればありがたいですな。
思い返してみると、水漏れがあった2週間前。あの時もおそらくこのヘアピンが、洗濯槽から、排水経路に向かう途中の辺どこかをいちど塞いだのだろう。そのために洗濯槽が揺れた際、規定量より多くなっていた水が、水槽の上部から溢れたに違いない。
やはり何かの事象が起きた場合、その原因となる要素がどこかにあるのだ。