テストはなんのためにするの?
と問うと、あれこれと言ってくれる。
・自分のわかっていないところがどこか、わかる。
・ちゃんとわかっているか知るため
・どこまでわかったか、わからないところがないか確認する
・これまでの学習の仕方が良かったかどうか
ちょっと踏み込んで、
「先生はテストはなくてもいいと思っている。みんなはどう?」
と言ってみた。
わたしからすると歓声があがり、
「じゃ、テストなくそう!」
と盛り上がるのかと思いきやそうではなく、
「やっぱりあった方が良い」
という声が多い。
これは、先に「テストは何のためにするのか」を問うて考えたからでしょうね。
なにも考えずにいきなりきいたら、「なくそう!」になったと思います。
目的をきき、確認したからこそ、
「やっぱりあった方がいいなあ」
となったのでしょう。
実際には、テストなんて受けなくても良いですね。
先生も評価はテストでしなくてもよいのですから。
【自分で考えて、必要だと判断する】というステップは、けっこう大事です。
さて、テストを通して、自分の学習についてふりかえります。
〇ふだんはどうだったか
〇テストの受け方はどうだったか
〇テストを受けてみて今後はどうするか
というふうに、ふりかえることで、
自分で自分のエンジンを動かし、そのエンジンの推進力で自分が動き始める、という実感
を得られます。
テストを返却するのに、これまでは速い方が良いと思っていて、すぐに返却していました。
これはこれで良い部分もあり、ちゃんと確認したり自主学習をする子にとっては楽だったようです。
すぐに持ち帰り、間違いをやり直す家庭学習をすることができたからです。
しかし、今回は学期の最初、学年の最初だったこともあり、1時間かけてていねいにテストの返却をやってみました。
まずいきなり返しません。
1)テスト、どうだった?
と問います。なんでも正直に言ってよい、と告げて、なんでも感想をいってもらいます。
班でもあれこれと言いあってもらいました。
全体できいてみると、
「むずかしいところがあった」
「裏の2番がわからなかった」
「ぜんぶわかった。かんたんだった」
「覚えてないし、すごくむずかしかった」
というような感じ。言いたい放題です。
これで良いのです。言いたい放題ができる、ということを保障するのも大事かと。
2)全体でまちがいのあった箇所、むずかしい問題をやり直し
わたしがピックアップした数問、数か所を、すこし丁寧にやってみます。
かんちがいの事例、まちがいやすいのはなぜか、覚えていない言葉があったかどうかなどを確認します。もし、覚えていない言葉などがあれば、「ノートに書いていただろうか」「教科書にもあったけど、マーカーなどをひいただろうか」と問いかけ、勉強のやり方そのものをここで教えます。
3)テストの返却をする
各自で受け取ったら「なおし」をします。
100点の子もいますが、周囲の子と確認したり、お互いに助け合うようにします。
上手に説明ができるか、完璧な説明ができるか、ヒントを上手に出せるか、という点で、「助けようとする側に立つ子」のスキルについても問いかけ、上達意欲を喚起するようにします。
常に教室でそういうことも語っています。
「上手に説明ができてこそ、知識が身についた、と言える。完璧な説明ができる?」
とよく言ってます。
授業の導入でも、学習問題や課題について示した直後に「完璧な説明ができる?」とよく言います。そこで堂々と説明ができる子には言ってもらい、ほめることもあるし、言い終わった後に「かんぺきだった?」と問うこともあります。「いや、まだもやもやしてる」と言ったら、どこがもやもやしている?と説明してもらうところから、授業の導入につなげるパターンも頻繁にあります。
4)ふりかえりをChromebookに入力します。
チェックポイントが6つ。
そして、記述する部分が3つです。
記述はかんたんで、①テストまでの学習はどうだったか ②テストを受けている最中はどうだったか ③次はどうするか
ダウンロードファイルはこちらです。←(右クリックで、名前を付けてリンクを保存)
ファイルはエクセルになっています。
これをGoogle Driveに保存し、Google Classroomで児童に個別配布します。
毎回ここで入力を積み重ねていくことで、自分のデータを継続して保管できます。
このテストの振り返りを毎回することで、テストの受け方そのものおよび、自分の学習の客観視を鍛えます。自分の学習は自分で進める。自分で計画を立てる。学習内容も進め方も進路も、すべて自分が決定していくのです。
と問うと、あれこれと言ってくれる。
・自分のわかっていないところがどこか、わかる。
・ちゃんとわかっているか知るため
・どこまでわかったか、わからないところがないか確認する
・これまでの学習の仕方が良かったかどうか
ちょっと踏み込んで、
「先生はテストはなくてもいいと思っている。みんなはどう?」
と言ってみた。
わたしからすると歓声があがり、
「じゃ、テストなくそう!」
と盛り上がるのかと思いきやそうではなく、
「やっぱりあった方が良い」
という声が多い。
これは、先に「テストは何のためにするのか」を問うて考えたからでしょうね。
なにも考えずにいきなりきいたら、「なくそう!」になったと思います。
目的をきき、確認したからこそ、
「やっぱりあった方がいいなあ」
となったのでしょう。
実際には、テストなんて受けなくても良いですね。
先生も評価はテストでしなくてもよいのですから。
【自分で考えて、必要だと判断する】というステップは、けっこう大事です。
さて、テストを通して、自分の学習についてふりかえります。
〇ふだんはどうだったか
〇テストの受け方はどうだったか
〇テストを受けてみて今後はどうするか
というふうに、ふりかえることで、
自分で自分のエンジンを動かし、そのエンジンの推進力で自分が動き始める、という実感
を得られます。
テストを返却するのに、これまでは速い方が良いと思っていて、すぐに返却していました。
これはこれで良い部分もあり、ちゃんと確認したり自主学習をする子にとっては楽だったようです。
すぐに持ち帰り、間違いをやり直す家庭学習をすることができたからです。
しかし、今回は学期の最初、学年の最初だったこともあり、1時間かけてていねいにテストの返却をやってみました。
まずいきなり返しません。
1)テスト、どうだった?
と問います。なんでも正直に言ってよい、と告げて、なんでも感想をいってもらいます。
班でもあれこれと言いあってもらいました。
全体できいてみると、
「むずかしいところがあった」
「裏の2番がわからなかった」
「ぜんぶわかった。かんたんだった」
「覚えてないし、すごくむずかしかった」
というような感じ。言いたい放題です。
これで良いのです。言いたい放題ができる、ということを保障するのも大事かと。
2)全体でまちがいのあった箇所、むずかしい問題をやり直し
わたしがピックアップした数問、数か所を、すこし丁寧にやってみます。
かんちがいの事例、まちがいやすいのはなぜか、覚えていない言葉があったかどうかなどを確認します。もし、覚えていない言葉などがあれば、「ノートに書いていただろうか」「教科書にもあったけど、マーカーなどをひいただろうか」と問いかけ、勉強のやり方そのものをここで教えます。
3)テストの返却をする
各自で受け取ったら「なおし」をします。
100点の子もいますが、周囲の子と確認したり、お互いに助け合うようにします。
上手に説明ができるか、完璧な説明ができるか、ヒントを上手に出せるか、という点で、「助けようとする側に立つ子」のスキルについても問いかけ、上達意欲を喚起するようにします。
常に教室でそういうことも語っています。
「上手に説明ができてこそ、知識が身についた、と言える。完璧な説明ができる?」
とよく言ってます。
授業の導入でも、学習問題や課題について示した直後に「完璧な説明ができる?」とよく言います。そこで堂々と説明ができる子には言ってもらい、ほめることもあるし、言い終わった後に「かんぺきだった?」と問うこともあります。「いや、まだもやもやしてる」と言ったら、どこがもやもやしている?と説明してもらうところから、授業の導入につなげるパターンも頻繁にあります。
4)ふりかえりをChromebookに入力します。
チェックポイントが6つ。
そして、記述する部分が3つです。
記述はかんたんで、①テストまでの学習はどうだったか ②テストを受けている最中はどうだったか ③次はどうするか
ダウンロードファイルはこちらです。←(右クリックで、名前を付けてリンクを保存)
ファイルはエクセルになっています。
これをGoogle Driveに保存し、Google Classroomで児童に個別配布します。
毎回ここで入力を積み重ねていくことで、自分のデータを継続して保管できます。
このテストの振り返りを毎回することで、テストの受け方そのものおよび、自分の学習の客観視を鍛えます。自分の学習は自分で進める。自分で計画を立てる。学習内容も進め方も進路も、すべて自分が決定していくのです。