2学期の学習のまとめをするために、歴史新聞をつくった。
各自で、もっとも書きやすいテーマを選んだ。
いくつか、書く方法がある。

1)当時の新聞風に(きっと、当時、こういう新聞が発行されただろう的な)

2)偉人のホンネ(世の中的な評価はともあれ、実際はこんな気持ちだったんだけど・・・、という、歴史上の偉人になりきっての暴露話風に)

3)2050年からの手紙(あと30年後に、こんなふうに評価されているだろう、という未来を予見しての新聞づくり)

4)偉人大百科(HP、MP、瞬発力、頭脳、運、分析力など、適当な指標を勝手につくって、それで偉人をレベル評価し、その解説を勝手に書く)

などだ。


驚いたのは、東郷平八郎がロシアのバルチック艦隊をやぶったことを当時の新聞風に書いた子。
英雄である東郷の横顔を鉛筆画でていねいに書いて、いかにバルチック艦隊をやぶったのか、その作戦から分析して、詳細に書いた。源義経の作戦をまねたことも、きちんと書いている。すごい。本格派だ。
大見出しが、
【バルチック艦隊撃破!わが国が勝利!】

次に、不平等条約の撤廃に活躍した、小村寿太郎のホンネを書いた新聞。
賠償金がとれず、国民から非難轟々であった寿太郎の悩みを、せつなく書いた。
大見出しは、
【本当のことはだれも知らない】

総じて、日清戦争に勝ったことや、日露戦争に勝ったことを新聞にする子が多く、見出しがほとんど、勇ましい。

【日本大勝利!】
【もはや敵なし】
【これで日本も強国に】
【わが国、実は強かった】
【韓国併合で領土が倍増】

3学期には、日本がロシアとの戦争で破格の借金をした後、突入した日中戦争、太平洋戦争のことを新聞にする予定。

そして、今回の新聞との見出しをみんなで比較し、くらべてみながら総合的に学習を進めていく。
日本がどこで道を踏み外したのか、それぞれの意見を比べてみるのが楽しみだ。

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