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わたしの教え子が、将来、財務省の官僚になる可能性がある。

したがって私は、文科省がこれから進めようとしている、

いわゆる 『金融教育』 を、きちんと進めていかねばならない。


「金銭の大切さ」

とか、

「計画的な使い方」

というところが、小学校の金融教育の内容だろうけど、


ところが、現代社会はさらにその先を行く。

下記をご覧あれ。


初のキリスト教仮想通貨が誕生 キリストコイン

キリスト教で初となる仮想通貨「キリストコイン」が発行されることになった。慈善活動や宗教的実践を通じて集めることができる。

どうした行為がどれほどのコインになるのかは現在のところ明らかではないが、聖書を読んだり、ボランティア活動、教会の行事に参加することで通貨を獲得できる。

教会では「人道活動を支えて、自身の跡を世界に残してください。仮想通貨に、自らの精神的生活に投資して、追加の利益を得て、十字架や寄付を通じて自身の教会を支えてください」と信者に呼びかける。

宗教に資本主義を組み込むことは、信者の立場からは疑わしい取り組みであるが、仮想通貨は基本的にだれでもアイデアを出し、発行することができることから、宗教が金融を取り込もうとすることは自然な流れであり、これからもこうした動きや取り組みが続くだろう。



仮想通貨や地域マネーが大流行する昨今、これらの金融教育は当然の流れだ。

ニューヨークもロンドンも北京も上海も、みんな金融に真剣だ。

この社会情勢のもと、日本だけ乗り遅れるわけにはいかない。

子どもたちが暮らしを良くするための地域通貨発行を考え、

教室内でシュミレーションする活動も、まもなく始まると思われる。



本当にねがう社会のデザインを、子ども自身が、考えていく。

それが、新しく始まる、『コミュニティ・デザイン教育』

そして、『通貨・デザイン教育』
だ。


以下、わたしの好きな名言(By Rob Curedale)です。
“Design is creativity with strategy.”
デザインとは、戦略をもった創造性だ。


日本には、未来を創造的に切り拓いてゆく、賢い戦略が必要なのではないでしょうか。


もしかしたら、まったく現代人が予想もしないような、
「通貨」に対するアイデアや、概念が生まれるかもしれない。

これらを規定していくのは、これから大人になる、子どもたち。

金融教育