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また、ミサイルですよ。
昨日の朝、テレビをつけたら、そればっかり。

わたしはうんざり。
通勤途中も、ずっと仏頂面でした。

なぜなら、教室に顔をみせたとたん、子どもたちから、

「ミサイルって、おちる?」

と、質問攻めにあうだろうから、です。


おそらく、だれも言わないのかもしれませんが、
テレビ局やマスコミのみなさんは、
ミサイル発射の日、ただちに小学校の教室を取材すべきです。

子どもたちに向けて、先生が冷や汗を流しながら、
なんとか、現在の国際情勢を説明してるところを見られるはず。

で、ここからがポイントなんですが、
日本中の先生たちが、おそらく、

「だいじょうぶ!日本には、ミサイル落ちないから!」

と説明しているだろう、と思うのです。あくまでも推測ですが。

マスコミは、その姿、そのセリフを、日本中に報道すべきだと思う!!

先生の、その顔つきを、画面に最大にアップにして・・・。





これを聞いて、日本会議の方はおそらく、

「いや、落ちるって!先生たちはお花畑なのか!」

と激怒するでありましょうが、
これにはワケがありまして・・・



つまり、8:40から、そのミサイルの質問を聞いていたら、
8:45から、算数の授業をしたいのに、できないのですよ。

5分後には、わり算の筆算の仕方をみんなで学習したいのに、

ミサイルの話をしてるわけにいかない!

だから、おそらく日本全国の小学校の先生は、

「だいじょうぶ!ミサイルは落ちません!」

と、子どもたちに絶対安心だ、と言わねばならない。




教師たるもの、ひるんではいけません。

「ミサイルが落ちるかもしれん」

と認めた瞬間、子どもたちに、

「我々には未来がないかもしれない」

と思わせることになり、

「じゃあ、わり算の筆算の勉強なんて、したくないなあ。どうせヤラレルなら、こんなのする意味ない」

と言わせることになるからです。



ぜったい、落ちない!

と、教師がぜったいに言わねばらならない正義の理由がわかりましたでしょうか。




で、不思議なことに、ここからが本当に面白い事なんですが、

「どうせ落ちないでしょ?」

と、子どもたちはけっこう、ふつうに、そう思っているのですよ・・・。




わたし、正直、これには驚いたというか、にわかには信じがたかった。

その子が

「落ちないわ」

と言っているので、その子だけがそう思っているのかと思ったら、

クラスの大半が、

「どうせ落ちないと思う」

と言った。

これは、どういうことなんだろう。

たぶん、子どもなりの、結論なのかもね。
よく考え抜いた末の。

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