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満タンタイムは2分間しかなく、朝の忙しい時間にがんばってやりくりする。

しばらくつづけていると、

「先生、満タンタイムを延長しようよ」

とか、

「満タンタイムは短すぎるから、長くしたい」

という意見が、かならず出てくる。


たしかに、2分間は、短い。

あっという間である。

もうちょっとやれたら、目盛りももっと上がりやすいのに。

だれしも、そう思うものらしい。



しかし、時間は限られている。

みんなでいっせいにとる時間は、2分しかとれないよ、という。

「えー」



しかし、『2分間のみ』を、つらぬいていると、徐々に変化が出てくる。

朝の2分間に、すわったままで、メモ帳にメモする子もいる。

子どもなりに、知恵を働かせるらしい。

「今日の予定」

を、自分で考案し、あれとこれと・・・と、計画案を立てているらしい。

どれも、満タンになるための方策である。




朝の2分で、劇的に目盛りを10まであげる、というのはむずかしい。

しかし、1時間目が終わったら、つづきをやればいいのだ。

中休みの20分に、つづきをやればいいのだ。

そう、思っている子は、相当多いと思う。



あとで、つづきをやろうっと。

そう思っておくだけで、目盛りはかなり、上がる。


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