.
忘れ物がなくなるのは、わたしはたいへんに嬉しい。

「自分で必要なものが分かるようになったね」

「自分できちんと、準備ができるようになったね」

「道具を忘れないと、やりやすいね」

「道具があると、便利だし、よく分かるね」

「よかったね!みんな、もってきて、みんな、だれも困ってないね!」


喜び合える。

なんとおめでたいことか、と思う。


わたしが笑顔でうれしくてならないのをみて、子どもたちもみんな笑う。

みんなのことが大好きだ、と思う。

子どもたち、笑う。



忘れ物がなくなり、

いじめがなくなる。

「このクラスがずっとつづけばいいのに」

となる。



でも、逆じゃ、ダメですぜ。

忘れ物を無くそうとして、子どもたちのまえで必死になって 「みんな大好き」といくら叫んでも無駄。

たぶん、忘れ物はかえって増えるでしょうし、ギスギスしてきて、いじめが起きるでしょう。

先のセリフをいくら真似しても、ダメ。

「自分で必要なものが分かるようになったね」

と、いくら笑顔で心から叫んでも、ダメ。


マネでは、無理。

真似ではダメ。

わたしから学んでも、ムダ。

こんなブログ、新間の書いたブログを、いくら読んでも、無理。

久しぶりに、かなりの毒舌ですが、お許しくださいな。



「忘れ物をしてはいけない」

ということを、頭の先から、これっぽっちも、思わないようにならないと・・・。




不思議ですね。

忘れ物はダメ、と頑張ると、いつまでも忘れ物が続き、

忘れ物のことなど忘れていると、いつの間にやら、忘れる子がいなくなるのですから。


まさに、この世はサカサマ、というわけで。

地獄の門