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10月の最初に、勤務校で修学旅行へ行ってまいります。
あと、1か月。子どもたちもだんだんと近づいてきたのでちょっとワクワク。
行き先は、東京。
わたしは両国国技館での相撲観戦が希望だったのですが、秋場所にちょっと間に合わない。
今年は、9月11日(日)が初日。千秋楽が9月25日(日)の予定です。
この予定を見た時、なんと悔しかったことか。
先日、土俵入り、という話をしたら、子どもたち、キョトンとしていた。
「ほら、お相撲さんがハッケヨイ、とやる前に、行司さんが言うでしょう?」
いったい、なんだ? という雰囲気。
「ひがァーーシィーーー、たかのぉーーはぁーぁなぁ~、・・・にぃいシーーーー、ってやるでしょう?」
というと、
本当に、教室中の空気が固まったようになって、
「へえ・・・」
まあ、先生が変な声を急に出して、真剣に語り掛けてくるから、まあちょっとふつうの態度をとっておこう、という教師への配慮が見え見え。
ふつうだったら、
ドハハハッハ!!!
と笑うところだけどね。
・・・という感じ。
「知らない?」
というと、
ほとんどみんな、こくり、とうなづく。
そして、勇気を出して、ほんの数人が、
「なんか、なんとなく、知ってるかもしれない」
と真剣な顔で言い出した時は、わたしは本当に目の前が暗くなって血の気の引く思いがした。
さらに追い打ちをかけて、
「ええええ???本当に?本当に知らないの?」
というと、みんな、うん、と。
「東方ハ、朝弁慶、神奈川県平塚市出身、高砂部屋。西方ハ・・・、とか言って、場内アナウンスとか、聴いたことない?」
「知らない」
「ええ、え、えっ、えーーーーつ、じゃああ、テレビでお相撲さんの試合、見たことない?」
「うん。一度もない」
小学生、知らないって。
相撲って、ほんとうに、国技か?
ということがあって、ぜひとも東京に修学旅行に行くのなら、歌舞伎か落語か、それとも相撲か、なにか見てきましょう、と提案していましたが、通りませんでした。
新宿中村屋のカレーを食べて、相馬愛蔵についてお店の人に話を聴きたい、という提案も、通りませんでした。
話題の築地へ行き、移転の何が問題なのか、お店の人の生(なま)の声を聴いてきたい、という提案も、通りませんでした。
結局、無難なところで、東京ディズニーランド。
わたしは子どもたちに、まあ今年はそうなっているのだけれど、なにか自分たちでもし、旅行を計画できるとしたら、どんなツアーがよいですか?と尋ねたところ、わりとみんな自由にあれこれと考えていた。
一人は、先生、静岡でもいいですか?と言い、自分は富士スピードウェイへ行き、みんなとママチャリで走ってみたいのだ、といった。
なるほど。そいつはいいねえ。
また別の子は、ゴジラの撮影場所を見たいので、調布の撮影所へ行って、映画の舞台裏を見てきたいと。
なるほどーーーー。
子どもたちの希望する修学旅行を、国語の学習と絡めて、パンフレットでつくることにした。
出発の時間から途中で寄る、高速道路のサービスエリア、経過時間、料金、すべて調べて自分なりの計画を立てることになった。やることは、ほとんど旅行代理店の業務である。
「こういうことを調べて、お客さんにどうですか?と商品としておすすめする仕事があるよ。」
「へえ。自分がついていけるなら、いいなあ」
ツアーコンダクターって、楽しそうだよねえ。
修学旅行へ行く前から、話はどんどん広がっていく。
10月の最初に、勤務校で修学旅行へ行ってまいります。
あと、1か月。子どもたちもだんだんと近づいてきたのでちょっとワクワク。
行き先は、東京。
わたしは両国国技館での相撲観戦が希望だったのですが、秋場所にちょっと間に合わない。
今年は、9月11日(日)が初日。千秋楽が9月25日(日)の予定です。
この予定を見た時、なんと悔しかったことか。
先日、土俵入り、という話をしたら、子どもたち、キョトンとしていた。
「ほら、お相撲さんがハッケヨイ、とやる前に、行司さんが言うでしょう?」
いったい、なんだ? という雰囲気。
「ひがァーーシィーーー、たかのぉーーはぁーぁなぁ~、・・・にぃいシーーーー、ってやるでしょう?」
というと、
本当に、教室中の空気が固まったようになって、
「へえ・・・」
まあ、先生が変な声を急に出して、真剣に語り掛けてくるから、まあちょっとふつうの態度をとっておこう、という教師への配慮が見え見え。
ふつうだったら、
ドハハハッハ!!!
と笑うところだけどね。
・・・という感じ。
「知らない?」
というと、
ほとんどみんな、こくり、とうなづく。
そして、勇気を出して、ほんの数人が、
「なんか、なんとなく、知ってるかもしれない」
と真剣な顔で言い出した時は、わたしは本当に目の前が暗くなって血の気の引く思いがした。
さらに追い打ちをかけて、
「ええええ???本当に?本当に知らないの?」
というと、みんな、うん、と。
「東方ハ、朝弁慶、神奈川県平塚市出身、高砂部屋。西方ハ・・・、とか言って、場内アナウンスとか、聴いたことない?」
「知らない」
「ええ、え、えっ、えーーーーつ、じゃああ、テレビでお相撲さんの試合、見たことない?」
「うん。一度もない」
小学生、知らないって。
相撲って、ほんとうに、国技か?
ということがあって、ぜひとも東京に修学旅行に行くのなら、歌舞伎か落語か、それとも相撲か、なにか見てきましょう、と提案していましたが、通りませんでした。
新宿中村屋のカレーを食べて、相馬愛蔵についてお店の人に話を聴きたい、という提案も、通りませんでした。
話題の築地へ行き、移転の何が問題なのか、お店の人の生(なま)の声を聴いてきたい、という提案も、通りませんでした。
結局、無難なところで、東京ディズニーランド。
わたしは子どもたちに、まあ今年はそうなっているのだけれど、なにか自分たちでもし、旅行を計画できるとしたら、どんなツアーがよいですか?と尋ねたところ、わりとみんな自由にあれこれと考えていた。
一人は、先生、静岡でもいいですか?と言い、自分は富士スピードウェイへ行き、みんなとママチャリで走ってみたいのだ、といった。
なるほど。そいつはいいねえ。
また別の子は、ゴジラの撮影場所を見たいので、調布の撮影所へ行って、映画の舞台裏を見てきたいと。
なるほどーーーー。
子どもたちの希望する修学旅行を、国語の学習と絡めて、パンフレットでつくることにした。
出発の時間から途中で寄る、高速道路のサービスエリア、経過時間、料金、すべて調べて自分なりの計画を立てることになった。やることは、ほとんど旅行代理店の業務である。
「こういうことを調べて、お客さんにどうですか?と商品としておすすめする仕事があるよ。」
「へえ。自分がついていけるなら、いいなあ」
ツアーコンダクターって、楽しそうだよねえ。
修学旅行へ行く前から、話はどんどん広がっていく。