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観光ガイド雑誌「るるぶ」の表紙風にしてみました。

6年生の歴史で、江戸時代の庶民の暮らしを学習する予定です。

将軍様の呑むお茶の葉は、将軍様と同じようにお駕籠(かご)で通りましたので、庶民は面倒だから戸をぴしゃんと(とっぴんしゃん)閉めて、じっと息をひそめて通り過ぎるのを待ったようです。

子どもたちは面白そうなので、行列を見に行きたいのですが、親は気が気でない。
子どもが、お侍に向かって柿を投げつけたり、話しかけたり・・・何かをしでかして、機嫌の悪い家来たちに言いがかりをつけられるのは厭なので、おっとさんが呼んでも、おっかさんが呼んでも、家の中から出てくるんじゃないよ、と言い含めていたそうです。

行列がとおりすぎてしまうと(ぬけたら)、やれやれ、どっこいしょ。(どんどこしょ)
子どもたちは、親の言うことをきいて、静かに家の中で隠れている。

そうすると、家の中のここかしこで、ねずみの走る音や鳴き声が聞こえてくる。

しーんとした家の中、土間、塀の陰。

だれかが慌てて隠れたところにお茶碗が落ちて欠ける音までが、聞こえてくるのです。



これを資料にして、江戸の街道を通る、さまざまな人の流れや関所のこと、物流などを学習する予定です。

茶壺道中


(上は、茶壺道中の写真。将軍のために、ここまでするなんて、すごいですよね)

ずいずい ずっころばし
ごまみそ ずい
ちゃつぼに おわれて
トッピンシャン
ぬけたら ドンドコショ
たわらの ねずみが
米くって チュー
チュー チュー チュー
おとさんが 呼んでも
おかさんが 呼んでも
いきっこなしよ
井戸のまわりで お茶碗欠いたの だあれ