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算数の勉強。
5年生で、三角形の面積をやります。

三角形の面積⇒ 底辺×高さ÷2


底辺が1cmずつ増えていくたびに、三角形の面積は、高さ÷2 ずつ増えていく。

これを、図にしまして、増えた面積分だけ、クーピーで色を塗らせました。

最初の三角形、好きな色で塗っていい。

底辺が1cm増えた、面積も増えた、増えた分だけ、またちがう色で塗ってみよう。

どんどん、順に1センチずつ、三角形をふくらませていきました。
・・・

見事なグラデーションの、三角形が出来上がった。

するとね。


よーく、分かるの。

算数のかけ算も間違えちゃうような重い子が、なんだか、面積が分かってくる。
そして、この時間中に、

「先生、面積、おもしろくなってきた」

という。
Mちゃん、その日の日記にも、同じ三角形のグラデーション書いてきた。
これが、よほど、気に入ったらしい。


かんたんね。
きれいな色が、好きなのね。
それが、グラデーションのように、移り変わっていく、増えていく、変わっていく。
そういうの、みんな、好きなんだね。

で、気づくよね。


元々の、子どもの好きな要素を、ふんだんに取り入れて、学習すればいいじゃん、ってね。

子どもの、もともとの持ち味、好み、くせ、理解の仕方、認知、把握の方向・・・


教師は、子どもに甘えちゃだめだ。
子どもに、「理解しろよ、おれのやり方で!」と言い過ぎ。
子どものもっている、

芸術的な、
理知的な、
感性的な、

そういう好みを、うんと大事にしろ、ということだね。
そういうことだよね、Mちゃん?!


縄文時代25