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月曜日。
朝一番、教室に入ると、ちょっと緊張した雰囲気。
噴火のニュースがあったからだ。

開口一番、御嶽山の災害について、話をする。
第一に確認したことは、子どもの家族、知人、親戚に、今回被災している人がいないかどうか。

子どもたちの家族や知人には、災害にまきこまれた人はいなかった。
ニュースで何度も繰り返しやっていたから、クラスの大部分がよく知っていたし、大事件だということを把握していた。

今回のことで、子どもたちの反応 ↓。

「先生、富士山より先に、御嶽山だったね」

これは、以前、私が話したことを覚えていたのだろう。

8月に富士山へ行って写真を撮ってきたのを見せながら、
「樹海は火砕流で焼き尽くされた平原なのだ」
と、解説したことがあった。
その子は、その話を思い出したのだ。


今のところ、富士山は噴火していないが、御嶽山は噴火した。
日本は火山ばかり。噴火することもある。


火山名    噴火警戒レベル

雌阿寒岳    1(平常)
十勝岳     1(平常)
樽前山     1(平常)
有珠山     1(平常)
北海道駒ヶ岳 1(平常)
秋田焼山    1(平常)
岩手山     1(平常)
秋田駒ヶ岳  1(平常)
吾妻山     1(平常)
安達太良山  1(平常)
磐梯山     1(平常)
那須岳     1(平常)
草津白根山  2(火口周辺規制)
浅間山     1(平常)
新潟焼山    1(平常)
焼岳       1(平常)
御嶽山     3(入山規制)
富士山     1(平常)
箱根山     1(平常)
伊豆大島   1(平常)
三宅島     2(火口周辺規制)
九重山     1(平常)
阿蘇山     2(火口周辺規制)
雲仙岳     1(平常)
霧島山     2(火口周辺規制)
桜島       3(入山規制)
薩摩硫黄島 1(平常)
口永良部島 3(入山規制)
諏訪之瀬島 2(火口周辺規制)
(2014年9月28日現在)



実は5年生は社会科で、日本の国土について学ぶことになっている。


学ぶ内容を、変えた方がいいかもしれません。


今や、火山の知識を教える必要があると思います。

津波のことも、そう。
3,11以後、日本人全体の意識が変わっています。
海岸に近い地域を学習する際は常に、津波や高波、防潮に対する人々の備え、ということが勉強の焦点になってきています。

さまざまな災害について、必要なことを学ぶべきです。
つまり、3.11以前につくられた教科書は、ほとんど、意味がないのです。
子どもたちの問題意識や、世の実態に合わないから。
現場の先生はみんなそう思っているけど、政治家はあまりそう思っていない。このあたりが、現場とのかい離、とよばれる部分でしょうな。


「災害」、「防災」の視点を入れた、「日本の国土」単元が必要です。
同時に、「人間らしい暮らしとは何か」を考えさせるべきです。
(その前に、人間らしさとは何か、ということがあるけど)


ともあれ、改訂版の小学校5年社会科の教科書を、大至急つくりましょう!


防災の観点が必要だ