椅子の上に立ち上がり、どんどんと足を踏み鳴らす子がいる。

かなり、屈折している、と思う。

こちらを、ちらっと見ながら、やる。


彼のこころは、
そうせずにいられない、狂おしいほどの欲求に、翻弄されている。


どんどん、と足を踏み鳴らす。

「やめて」

というと、さらに得意がって、机にのぼり、エスカレートして踏み鳴らす。


椅子をふみならす子





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