映画「はやぶさ/HAYABUSA」を見てまいりました。
封切り直後とあって、なかなかの人出。
雰囲気を味わいながら、ひさしぶりの映画館です。
さて、感想。
「よくつくられている」・・・。
はやぶさのほとんどの有名なエピソードが、うまく盛り込まれています。映画の2時間ちょっとで、どれだけ詰め込めるのかねぇ、と心配していたが、さすがは井上潔さん(脚本)。
(井上先生、わざわざお手紙を下さり、ありがとうございます。
教室で読み、さらに学級通信で子どもたちにも、親御さんたちにも、みんなに文面を紹介させていただきました。サイン入りのお手紙は廊下に掲示させていただいたので、給食を取りに来る子どもたち、みんな見ています)
とりわけ、中和神社の神主さんが、桂ざこば師匠だったのは、最高でした。それにしても、なかなかの名演技でした。ざこば師匠。
舞台となる相模原キャンパスの映像が出てくると、なつかしい、という感情がブウァー!と出てきました。
いやあ、本当に、あの大画面で見てみると、ひさしぶりに相模原にもどった感じがする。
おまけに、あの、食堂、玄関、エントランス、図書館、B棟、A棟・・・。
雰囲気、空気、張り詰めた仕事場の緊張感も・・・。
なつかしーーーーっ!!
こみあげてくるものがあったなあーっ!
あーーーーーーー!!
と、ひとりで映画館で叫びたい衝動も。
いちばん衝動が強まったのが、生協の食堂のシーンですね。
お世話になったあのおばちゃんが出てくるかと思ったけど、さすがにカメラの焦点に合わず、主人公の背景にほんの少し映ってただけで、ぼやけてました。残念。
富士通社員には、特別に大盛りにしてくださっていた、あの方!あのおばさま!なつかしや・・・。
だって、あの時代、苦労したんですもの。
小学校教員資格認定試験に向けて勉強しながら、cisco(CCNA)とかベンダーの資格をとるための勉強やら、会社の上司と約束した初級シスアドとか、本当に苦労してたんですよね・・・。
(ちなみに両方合格しました・・・。今何も役に立ちませんが)
だから、主人公の水沢さんが、ノート片手に必死に勉強している姿と、じゃっかん、あの時代の自分がかさなるものがありました。
夜中、間に合わない通信大学の拙いレポートを書いて、朝郵便ポストに投函するときなど、竹内結子さん演ずる水沢さんのように、パンパン、と柏手を打つ気分でした・・・。
もちろん、宇宙研のネットワークの仕組み自体も勉強しなければなりませんでした。内之浦→相模原→三陸→臼田間の次期導入のVPNの詳細だとか・・・。
必死でしたねえ・・・。
研究者の方たちの勉強量とは比較になりませんでしたが、システムエンジニアとして、自分なりにがんばっていた時代を思い出すと、そういう郷愁でもって涙腺が。
ストーリーとは別のところで、やけにいろいろなことを思ってしまって、なかなか純粋には見られませんでしたが、こんなふうに見る映画もなかなかあるもんじゃない。
他にも・・・
あっ、あっ、内之浦!
なっつかしー。
漁協との交渉、的川先生、こんなふうだったんだ・・・
苦労されてたんだなあ・・・
もしかしたら、的川(的場)先生役の西田敏行さんが講演しているホールって、あじさいホール?(相模原の方なら、お分かりの方もいらっしゃるでしょう)
さて、実際はどれだけセットを使い、どれだけが本当の宇宙研をつかったロケだったんでしょう。
B棟3Fの管制室なんて、そっくりでしたが・・・。
あと、管制室前の廊下をはさんだ部屋も。
管制室の前のガラス面のところに、リポビタンDがたくさん置いてあるのも、なんだか本当っぽい。
SE時代によく見た、ソラリスのマシン、共通QLのPCに貼りつけてある「飛行安泰」のお札も、あれはたぶん本物じゃないか、と思うくらいそっくりでした。(本当はどうなんでしょう)
え、ちがうんじゃないの、と思ったのは、最後の最後。
もちろん見ていた私も感極まって、涙腺がゆるみかけていたのですが、ひっこんでしまいました。
最後、はやぶさが大気圏突入し、燃え尽きる頃。
それまでB棟3Fの管制室にいた、プロマネの川渕先生(川口先生役)の佐野史郎さんが、室内にいた人たちをかきわけて、廊下に出ます。そして、A棟のご自分の研究室にもどられるところ。ひとりでAPPLEのノートパソコンで、はやぶさの映像を見ながら、涙をこらえておられます。
それはいいのですが、その直前。
B棟3Fの廊下、ICカードを通して、セキュリティのガラス扉を通られて、すぐに左へ歩いて行かれます・・・
(そっちは、トイレでっせ・・・)
セキュリティのガラス扉を出たら、右に行かないと、階段を下りることができません。
そういうどうでもいいことが、気になってしまう!!
これだから、事実を追った、半ノンフィクション半フィクションの映画は、むずかしいねえ。
この段階で、ああ、これは全部セットなんだな、とわかりました。
それにしても、管制室にしろ、CGにしろ、本当によくできていました・・・。
さて、明日さっそく。
学級の子どもたちに、映画の報告をしよう。
たのしみだな~。
封切り直後とあって、なかなかの人出。
雰囲気を味わいながら、ひさしぶりの映画館です。
さて、感想。
「よくつくられている」・・・。
はやぶさのほとんどの有名なエピソードが、うまく盛り込まれています。映画の2時間ちょっとで、どれだけ詰め込めるのかねぇ、と心配していたが、さすがは井上潔さん(脚本)。
(井上先生、わざわざお手紙を下さり、ありがとうございます。
教室で読み、さらに学級通信で子どもたちにも、親御さんたちにも、みんなに文面を紹介させていただきました。サイン入りのお手紙は廊下に掲示させていただいたので、給食を取りに来る子どもたち、みんな見ています)
とりわけ、中和神社の神主さんが、桂ざこば師匠だったのは、最高でした。それにしても、なかなかの名演技でした。ざこば師匠。
舞台となる相模原キャンパスの映像が出てくると、なつかしい、という感情がブウァー!と出てきました。
いやあ、本当に、あの大画面で見てみると、ひさしぶりに相模原にもどった感じがする。
おまけに、あの、食堂、玄関、エントランス、図書館、B棟、A棟・・・。
雰囲気、空気、張り詰めた仕事場の緊張感も・・・。
なつかしーーーーっ!!
こみあげてくるものがあったなあーっ!
あーーーーーーー!!
と、ひとりで映画館で叫びたい衝動も。
いちばん衝動が強まったのが、生協の食堂のシーンですね。
お世話になったあのおばちゃんが出てくるかと思ったけど、さすがにカメラの焦点に合わず、主人公の背景にほんの少し映ってただけで、ぼやけてました。残念。
富士通社員には、特別に大盛りにしてくださっていた、あの方!あのおばさま!なつかしや・・・。
だって、あの時代、苦労したんですもの。
小学校教員資格認定試験に向けて勉強しながら、cisco(CCNA)とかベンダーの資格をとるための勉強やら、会社の上司と約束した初級シスアドとか、本当に苦労してたんですよね・・・。
(ちなみに両方合格しました・・・。今何も役に立ちませんが)
だから、主人公の水沢さんが、ノート片手に必死に勉強している姿と、じゃっかん、あの時代の自分がかさなるものがありました。
夜中、間に合わない通信大学の拙いレポートを書いて、朝郵便ポストに投函するときなど、竹内結子さん演ずる水沢さんのように、パンパン、と柏手を打つ気分でした・・・。
もちろん、宇宙研のネットワークの仕組み自体も勉強しなければなりませんでした。内之浦→相模原→三陸→臼田間の次期導入のVPNの詳細だとか・・・。
必死でしたねえ・・・。
研究者の方たちの勉強量とは比較になりませんでしたが、システムエンジニアとして、自分なりにがんばっていた時代を思い出すと、そういう郷愁でもって涙腺が。
ストーリーとは別のところで、やけにいろいろなことを思ってしまって、なかなか純粋には見られませんでしたが、こんなふうに見る映画もなかなかあるもんじゃない。
他にも・・・
あっ、あっ、内之浦!
なっつかしー。
漁協との交渉、的川先生、こんなふうだったんだ・・・
苦労されてたんだなあ・・・
もしかしたら、的川(的場)先生役の西田敏行さんが講演しているホールって、あじさいホール?(相模原の方なら、お分かりの方もいらっしゃるでしょう)
さて、実際はどれだけセットを使い、どれだけが本当の宇宙研をつかったロケだったんでしょう。
B棟3Fの管制室なんて、そっくりでしたが・・・。
あと、管制室前の廊下をはさんだ部屋も。
管制室の前のガラス面のところに、リポビタンDがたくさん置いてあるのも、なんだか本当っぽい。
SE時代によく見た、ソラリスのマシン、共通QLのPCに貼りつけてある「飛行安泰」のお札も、あれはたぶん本物じゃないか、と思うくらいそっくりでした。(本当はどうなんでしょう)
え、ちがうんじゃないの、と思ったのは、最後の最後。
もちろん見ていた私も感極まって、涙腺がゆるみかけていたのですが、ひっこんでしまいました。
最後、はやぶさが大気圏突入し、燃え尽きる頃。
それまでB棟3Fの管制室にいた、プロマネの川渕先生(川口先生役)の佐野史郎さんが、室内にいた人たちをかきわけて、廊下に出ます。そして、A棟のご自分の研究室にもどられるところ。ひとりでAPPLEのノートパソコンで、はやぶさの映像を見ながら、涙をこらえておられます。
それはいいのですが、その直前。
B棟3Fの廊下、ICカードを通して、セキュリティのガラス扉を通られて、すぐに左へ歩いて行かれます・・・
(そっちは、トイレでっせ・・・)
セキュリティのガラス扉を出たら、右に行かないと、階段を下りることができません。
そういうどうでもいいことが、気になってしまう!!
これだから、事実を追った、半ノンフィクション半フィクションの映画は、むずかしいねえ。
この段階で、ああ、これは全部セットなんだな、とわかりました。
それにしても、管制室にしろ、CGにしろ、本当によくできていました・・・。
さて、明日さっそく。
学級の子どもたちに、映画の報告をしよう。
たのしみだな~。