人生、という長いスパンを考えている。
この連休は、もっぱらそうやって時間を使っている。
日常に忙殺されないで、「人生」というものを考えるために時間をとる。

本当は、今から一週間くらい、しずかなところで過ごしたい。

8年前、○○県の教員になる、と決めるときは、一時的に無職同然となっていたから、時間がたっぷりあった。
まだ子どももいなかったし、じっくりと考えるいい機会だった。
自信満々で以前の職を辞め、

「さあ、本当にやりたいことをやるぞ!」

というヨロコビと希望で心がはちきれんばかりであった。


そのときの指針は、ひとつだけ。

なぜ、それをしたいか。徹底的に考える。


・自分は向いていないのではないか
・世界は広いのだから、それを自分がやる必要はないのではないか
・もっと別の人がそれをやった方が、全体から見たらよいのではないか
・現状からそれをやるには障害がありすぎるのではないか
・今の世の中に、本当の意味でそれは必要ないのではないか

いろいろと考える。
しかし、それにすべて、反論してみる。


そのうえで、しずかに、決断をする。
10年後、こうなっていたい。
そのためには、5年後、こうなっている。
そのためには、3年後、こうなっている。
そのためには、1年後、こうなっている。
そのためには、半年後、こうなっている。
そのためには、1ヵ月でこのことをやっている。
そのためには、明日、これをしている。

こういうことを、私はパソコンに向かって、WordPad でどんどん書いていた。
そうでもしないと、不安だったからだ。


今、8年前にやっていたことを、再度、やり始めている。
次の10年をえがくためだ。
この秋から冬にかけて、学級の仕事、担任としての仕事以外に、毎日の日課としてやっていく。

そうすれば、春になって、また静かな心境で、次のステージに立てるだろう。