2年目教員の研修がありました。
授業を見ていただきました。
社会科です。5年、水産業の最初の導入。



その後、授業の反省会、協議がありました。
指導の先生からいただいた講評。

ポイントは、

◎先生の口数が多い。
◎説明調、知識理解の項目が多い。

つまりは、もっと児童主体に問題解決をさせるべく、課題発見に力を注ぐべきだ、と。

課題を見つけさせる。
そのためのヒントもいただきました。

資料をよーく、見てみる。
子どもたちの知識だけでは、理解できない、あるいは細部のつじつまがあわない事象、データがある。
これを、なぜ、と詰めていく。
とのこと。

今回は、日本の漁港の水揚げ高の上位が、太平洋側に偏っていることについて、つっこんでみればどうか、と教えていただいた。


日本近海は海流がぶつかりあうことで、プランクトンが豊富であることから、良い漁場となっている。魚の種類も豊富だ。
通常、そう考えれば、日本海側でもたくさん水揚げされてしかるべき。
しかし、教科書の表を見ると、水揚げ高の多い漁港は太平洋側が多い。
これはなぜか。

つまり、
太平洋でたくさん魚がとれる。
日本海側は、それに比べて、かなり少ない。
どうしてか。

そのわけは、流通に関係がある。
<流通の関係>
すなわち、人口の多い大都市圏が太平洋側に多いことに関係しているからだ、と。
要するに、別の場所でとったとしても、流通に適切な太平洋側の漁港でもって、水揚げする、ということが関係しているらしい。
流通コストを下げるため、大都市圏に近い漁港で水揚げする、というのだ。
なるほど、他地域でとれた魚も、大都市圏に近い、いわゆる太平洋ベルト側で水揚げすれば、トラックですぐに荷運びができる。そして、流通の経路に早く乗せられる、ということだ。
担当していただいた指導主事の先生は、社会科の研究もされてきた方らしく、話をきいているとなるほどな、と思った。


しかし、帰りに電車にゆられながら、またわからなくなってきた。


本当に、それが理由なんだろうか????


今ネットで検索しつつしらべていると、日本海側でとれていたイワシの不漁が響いているのでは、という文章があって、はたしてどうなのか??

どうして、日本海側よりも、太平洋側の方が、漁獲高が多い、また、水揚げ量が多いのだろうか。
わからなくなってきた・・・。

この件、つづく。