英語の授業に取り組んでみた。
45分持たないかと思ったから、後半はビデオ。
それでなんとか。

前半は、
which do you like?

パペットに写真を見せて、

I like rice.

などと言わせる。
写真がいい。本当のごはんの写真をとった。


パペットが登場するだけで、Gさんも目が釘付け。
発達障害児童にもよろしい。

パペットが、細かな動きをするたびに、笑いが起きる。

コツは、
1)パペットに動きを与えること。
腕から肩にかけて這わせたり、袖を引っ張ったり引っ掻いたり、腕の周りでくねらせたり、あるいは腕や手で隠したり。

2)パペットでいろいろなものを見つめること。
見ている子どもたちや演じている自分自身を。あるいは地面を見たり写真を見たり等々。パペットに好奇心を持たせて首をかしげさせる。

3)パペットに何かを持たせること。
例えば演じている人自身の袖とか、葉っぱとか、何でもいい。


たとえば今回のガチョウくんが、bread or rice を選択する場面。
写真をぐいっと見つめるガチョウ。
ガチョウが 興奮して、rice の写真に近寄る。
子どもたちと写真を交互に見るガチョウ。

その後、これだ、といわんばかりに、うん、うん、と大きくうなずく。
そして、写真を口先でパシパシとたたき、さらに写真をくわえる。(大笑い)

もう一度、

which do you like?

そこで、確信にみちた顔つきで
ガチョウが答える。

I like rice.



その後のリピート。

パペットのガチョウが口をいっぱいに広げて、一生懸命に

I like ・・・・

と言っているからか、子どもたちもがんばって発音している。


授業のあと、パペットをさわりにきたので、

「ダメです。先生しか触れない」

と追い返した。

食い下がるかと思っていたが、最初に

「先生のものは先生しか触らない」

というルールをこれでもかと強調して確認しておいたためか、
みんなわりとさっと引き下がる。

「先生、これ、どこで買ったの?」
「100円ショップでしょう」

あまりにもずばりと当てられたので、言い返せず、

「ないしょです」


「先生、いつも100円ショップだもんね」

と話している。


(でも、本当だからなあ・・・)