スクーリングとレポートと試験対策。
通信教育で効率よく単位を取得するには、この3つが大切だ。

しかし!!!

これらの対策をあれこれ考えるより以前に、しておかねばならないと思ったのは、自分自身のマネージメントであった。
それも、時間の。

要するに、締切設定をしたのだ。
一番の設定は、いつ、教員になるか、という設定。
採用試験に合格しなくてもよい、臨採でよい、ともかくもこの年には教壇に立つ。
これを決めた。

私は29歳であった。35歳には、教師であろう、と決めた。
なれるかどうか、自信はなかった。
でも、試してみたいと強く思っていた。
自信がなかったその証拠に、つぶしが効くように、といろんな資格に手を出した。
大型自動車の運転免許まで取った。
教師になれなかったら、長距離トラックの運転手をやろうと思ったのである。

5年間のタイムスケジュールを立てた。
通信教育部のある大学を探して、いちばん通いやすいところを選んだ。
通学、時間、距離、学費はどうか、など、さまざまな面から探して決めた。
なにしろ、続かなくては意味がない。

通信教育が始まると、いきなりどさっと教科書だのレポート用紙だのが送られてくる。
最初に、履修届を書くが、これがもっとも神経を使った。
おそらく、この履修計画にエネルギーをかけたことが、のちの成功につながったと思う。

もっとも神経を使うのは、夏のスクーリングの日程だ。
職場のかねあい、がある。
お盆のあたり、会社の休みがもらえる期間を想定してみた。
そして、けっして無理のなさそうな計画を慎重に立てた。

病気でスクーリングが受けられなくなるかもしれない。
そう思うと、できるだけ前倒しの計画になる。
早め、早め、に計画し、1年目、2年目、3年目、4年目、5年目の単位修得目標を立てた。
単位はすべて、4年間で取得する。
5年目は、どうしても取りこぼしてしまったものだけを取得すればよい、と思った。
Excelのファイルを作成し、すべての単位名とスクーリングの日にち、単位修得予定日を記入した。
そして、紙に印刷。
目立つ赤色のクリアファイルに綴じ込んで、この計画通りにコトを進めればよい、というようにした。本棚で、赤色はよく目立った。

履修計画が済んだら、次は、試験日程とレポートの締め切りを決める。(つづく)