いわずもがな。
教師は、のどを使う職業である。

正月をふりかえってみていて、

「ゆっくり、休めたのかな」

と思い返してみている。
そして、ふと、

<のどの休息>

ということが、頭に浮かんだ。
身体の休息はもちろんのこと、のども、しっかり休んだな、という感じがあるのだ。


2学期の末ごろから、のどの痛みを感じていた。
職場から帰宅して、自宅にもどってきたあと、一番
(疲れたぁ)と感じるのが、喉、であった。

のどの痛みを感じつつも、授業になると、がんばってしまう。
大きな声や、多弁が、かならずしも授業のプラスにはならない、(かえってマイナス)とわかっていても、つい、話してしまうので、疲れるわけだ。

だから、冬休み、ほんのつかの間、子どもが寝た後などに、しばらくだんまりできる時間があると、ぜんぜん、疲れ方がちがう、と感じる。

嫁さんは、

「なんだか、ずっと黙っているね」

というが、べつに機嫌が悪いというわけではない。

喉を休める日。
どこにもでかけず、自宅でゆっくり、さながら旅館のごとく、休める日を持つ。
シーンとして暮らす日は、教員にとって、本当に貴重な休日だ。