あれこれ、といろんな問題が起きる。

昨日まで仲のよかった子が、大喧嘩して、訴えてくる。

クラスの中で、何かが無くなり、探しまわる。

怪我をする。

鼻血が出る。

全校行事の予定が変わった、と放送が流れる。

給食のおかずが一人分、不足する。

図工の作品が、だれかに蹴飛ばされる。



問題が噴出する。
連続して起きる。

同時多発する。


経営とは、迫られた問題の、決断である。

とっさに、何らかの答えをはじき出す。
それを、伝える。全体を、動かす。
決断力、が要る。

次に、その決断の内容の、適切さが問われる。



学級担任は、秘書がいない。
担任をマネジメントする、秘書の仕事も、しなければならない。
つまり、自分自身を、秘書の視点から、マネジメントする。

経営秘書の仕事は、決断に迫られてくる事柄の、抽出作業である。

何を決断すべきなのか。
決断を迫られている事柄、事象、内容とは、ナンなのか。
決断しなくてもよいこと、ほうっておいてよいこともある。
軽重がある。
今は、そのままにしておくこと、とぼけて知らんふりしておくこと、見ておく、というレベルのこともある。

見る、にもレベルがある。

見る。
ただ見る。
少し注意してみる。
ある場合にだけ、注意して見ておく。
常に注意して、観察を続ける。
・・・というように。

そこから抽出して、決断すべき事柄を、決断していくことだ。


決断する、というのが先にあって、
ふさわしさ、適切さ、はその後だ。


オレが決断する、という強い意志がないと、子どもたちの前では、ただの人形になってしまう。

子どもたちは、決断して、進めてくれる統率者を、求めている。