○○先生がこうしているのは、こういう意味があるんじゃないかと思いました。
△△先生が、ああしているのは、これこれこういう効果があるんじゃないかと思いました。

お互いのやっていることを認め合うこと。
そして、学級担任がやろうとしていることを、認めていくということ。
担任に、寄り添う姿勢でいること。
担任のやることを否定しない。
がんばっているところを認める。
その上で、支える方法を提案してくれる。
そして最後になって初めて、意見を言ってくれる。

こういうコーディネーターが居る。

とてもありがたい。
感謝すると共に、こんなコーディネーターのいる学校、市、にともに居られることの幸運を感謝したいと思う。

担任は、日々の対応、今日のことで精一杯だ。
自閉症児、あるいは叱ってくれる人のいないまま育った王様、たばこのにおいをさせる子、その子たちに向かうエネルギーだけで、精一杯なのだ。

その担任を、「だいじょうぶだからね」と支えてくれる、サポーター。
支援コーディネーター、あるいは管理職がいる、ということ。


どれだけ、心強いか。
明日、こうしてみよう、とアイデアが湧くのも、知恵が働くのも、気力がもつのも、すべて、支えてくれる仲間がいる、という強い安心感だ。


あなたも大事だけど、クラスのほかのみんなも、大事なのよ、と言い続けた担任の先生がいる。
叱るのではない、諭すのでもない。
わたしのつぶやき、実感、ことば。
ひとりとひとりの、向き合った、人間どうしの言葉。

対話。


あなたはもちろん大切な生徒だ。わたしの子だ。だから、あなたにも学んで欲しいし、楽しんで欲しい。友だちとの交流もしてほしい。学校が本当は楽しいところだ、ともう一度、知って欲しい。
そのために、先生は努力するよ。
しかし、あなたの身勝手は、あなただけの問題じゃない。クラスの他のみんなを、先生は大切にしたい。あなたも大事だけど、クラスのほかのみんなも、あなたと同じように、先生は大事なのだ。
先生の大事な子を、馬鹿にするようなことだけはしないでほしい。
そして、あなたは、それをちゃんと分かっている、ということを知っているよ。



クラスを飛び出し、勝手気ままにふるまう態度。
いろんな先生を右往左往させ、心配させ、他の子のびっくりしたような顔や目を楽しむような行動。
おれは、これだけ、大人をふりまわすことができるんだぜ!アンチヒーローだ!!

その手は食わない。
静かに対応する。
そして、落ち着いたとき、呼吸が深くなったとき、ふっと軽くなったとき。

「あ、落ち着けたね」
「お、5年生らしくなってきたね」


潜んでいる気持ち、隠されている、本当のやる気の心に、うったえる。

子どもはみんな、本来、やる気に満ちている。

そう、信じて、仕事に向かうのだ。
教師は。



それを、自分の生活や時間をかえりみず、懸命に成し遂げようとされている先生方がいらっしゃる。
そういう先生方と、同じ学校にいられることを、誇りに思う。

そして、その先生たちを、誇り高くさせてくれているのが、

わが校の、特別支援コーディネーターの方たちだ。