ミニマム10分の英語学習法を考え始めて、いろいろしらべてみたところ、中学生の教科書レベルの教材として、つぎの本が見つかった。

「英会話・ぜったい音読入門編」 監修/國弘正雄

中学校の教科書のCD教材を使う手もあるが、上記の本には、英語の学習法がかなり詳細に記されているようであった。

そこで、改めて、この本を購入することにした。
英語学習の方法について、なにか参考になるかもしれない、と考えたからだ。
CDもついているし、教科書会社のCD教材だと、一冊分で2000円以上するが、この本は1260円で済む。これも、気分のよいことだった。

本屋で早速購入し、さて、と考えた。
このCDを、電車の中で、どうやって聞くか。
SONYのウォークマンだろうか。
古い頭なので、こんな商品名しか浮かんでこない。

しかし、まてよ。

この教科書を、毎日、電車の中で開いて読むのか・・・。

実際の朝の風景を、思い浮かべてみた。

けっこう、混んでいるのだ。
この教科書を、取り出すだけで、ひと手間、かかってしまうな・・・。


「うーん、できるのかなあ・・・・」


ウォークマンを聞きながら、という図を想像すると、ちょっと躊躇することがあった。
それは、
1)ウォークマンを聞くのはよいが、英語学習をしている以上、ひんぱんに一時停止をするだろう、ということ。つまり、操作性が指一本で、簡単確実にできなければならないこと。
2)ウォークマンを聞きながら、片一方では、テキストつまり本を開いて、目で文字面を追わなければならない、ということ。つまり、自分の右手も左手も、本を持って開くことに使っている、ということ。

込み合う電車の中で、次の動作をすることになる。
1)かばんから本を取り出し、
2)両手で本を開き、
3)それを片手に持ち替える。
4)さらにウォークマンにスイッチを入れ、
5)聞きたい場所、聞き取り練習に該当する箇所を探し出し、
6)再生や一時停止を頻繁に操作しながら、
7)片手で(本が手から落ちないよう、指に力を入れながら)持った本のテキスト文を目で追う。

これを、(くどいようだが込み合っている)電車の中で、体勢を変えながら、行う、ということだ。



「面倒くさいなあ。挫折しそうだ」


頭の中で、黄色信号が点灯している。

おそらく、最初の3日で、めんどうでやらなくなるにちがいない。
もとのもくあみだ。
今から、容易に想像できる。
きっと、挫折するだろう。


操作が、複雑すぎるのだ。
過程をかんたんに。
もっと、シンプルに、簡便にしなければ、英語学習の夢は実現できそうも無い。


経験上、勉強するときの「ひと手間」というのは、かなりの障壁になることは分かっている。

「あ、めんどう」

と思った瞬間から、実現は一歩、遠ざかるのだ。

小学校教員資格認定試験のための、国語の勉強。
あるいは、ダンスの練習、鉄棒の練習、面接の練習。

そして、教員採用試験のための、教育法規の勉強。
あるいは、教育時事の勉強、面接の対策、実技の練習。

すべて、「あ、めんどう」であった。

ついでに思い出した。

4年間通った、通信制大学のレポート。
これらは、いかに、「めんどう、やめよ」の回路から脱するか、がテーマであった。


「めんどうだ、やめよ」とならないために、ひと手間ずつ、工夫して、削っていくのだ。
この作業が、夢の実現へ向けて、一歩ずつ、進んでいく秘訣なのだ。


しかし、どうすればいいんだ・・・・・。