古墳というのがわからない。
なんでそんなに大きなお墓を作る気になったのか。
そこで、一人ひとりに、スピーチを考えてもらいました。
自分が大王(おおきみ)になったとして、古墳をつくる命令をどうやって出すか。
民衆の前で、大声でスピーチをしなければならない。
つまり、教師としては、
〇古墳は当時の大王がどのような理由でつくったのだろうか
ということを考えさせたかった。
教科書での答えは「力を誇示するため」だ。
(くに)としてのパワーを示し、自分たちの力と知恵と結集力を見せつける。
それで他からの侵略を防ぐとともに、すきあらば周辺の弱小国を支配下におき、勢力の拡大をはかる。大王の墓は、そのくにの力の象徴なのだ。
ところが、子どもたちの原稿は拍子抜けもいいところ。
ほとんどの子が、
「わたしはお墓を作りません」
という宣言で始まるスピーチをつくった。
おいおい!!話にならんぞ!!
教師としては、授業の失敗を悔やまなければならない。
いったいどうなっているんだ、今の子たちは!!
これでは古墳時代がわからないし、古墳の意味も、だれも理解できない。
一応教科書を読んだが、「古墳ってすげえ」という子はほとんどおらず、
「古墳?・・・不要じゃん」という冷笑の雰囲気があって、教師としては忸怩たる思いです。
「圧政」を嫌うような子に育ったのは、もしかしたら、
SDGsの学習を進めているせいかもしれない。
地球全体、だとか、持続的な開発、とか、私利私欲から公利公欲へ、とか
そんな学習を進めていくうちに、歴史の学習がすすめにくくなった。
なんでそんなに大きなお墓を作る気になったのか。
そこで、一人ひとりに、スピーチを考えてもらいました。
自分が大王(おおきみ)になったとして、古墳をつくる命令をどうやって出すか。
民衆の前で、大声でスピーチをしなければならない。
つまり、教師としては、
〇古墳は当時の大王がどのような理由でつくったのだろうか
ということを考えさせたかった。
教科書での答えは「力を誇示するため」だ。
(くに)としてのパワーを示し、自分たちの力と知恵と結集力を見せつける。
それで他からの侵略を防ぐとともに、すきあらば周辺の弱小国を支配下におき、勢力の拡大をはかる。大王の墓は、そのくにの力の象徴なのだ。
ところが、子どもたちの原稿は拍子抜けもいいところ。
ほとんどの子が、
「わたしはお墓を作りません」
という宣言で始まるスピーチをつくった。
おいおい!!話にならんぞ!!
教師としては、授業の失敗を悔やまなければならない。
いったいどうなっているんだ、今の子たちは!!
わたしはお墓をつくりません。
みんなでお墓を作るのも楽しいですが、要りません。
その代わり、家族ですごす時間を大切にしてください。
わたしは大王ですが、特別ではありません。お墓は要りません
わたしの目指す「くに」は、みんなが本音で話し合える、安心して暮らせる、圧政のない「くに」です。パートナーシップを大切に。
飢えていませんか?栗の木などを植えてみてください。お墓をつくるのでなく、栗の畑をつくりましょう。かまどで栗の実をつぶしてつくったクッキーを焼いてみてください。
これでは古墳時代がわからないし、古墳の意味も、だれも理解できない。
一応教科書を読んだが、「古墳ってすげえ」という子はほとんどおらず、
「古墳?・・・不要じゃん」という冷笑の雰囲気があって、教師としては忸怩たる思いです。
「圧政」を嫌うような子に育ったのは、もしかしたら、
SDGsの学習を進めているせいかもしれない。
地球全体、だとか、持続的な開発、とか、私利私欲から公利公欲へ、とか
そんな学習を進めていくうちに、歴史の学習がすすめにくくなった。