困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

カテゴリ:教育技術・授業あれこれ > 国語

5年国語光村図書 『なまえつけてよ』その2

★第三場面★ 勇太って、こんなところがあるんだ。 Dくん。「こんなところって、どんなところか」 シャイなだけじゃなくて、人にプレゼントするくらい勇気のあるところ。 春花の気持ちを想像して、なぐさめてくれようとしてくれるところ。 ちょっと面白い行動をするところ。 …
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★第一場面★ 「Aくんが、ちょっと不思議な感じと言ったけど、どこかわかる?」   最初の場面に限定して、問う。   おばさんと子馬に手をふると、春花は歩きだした。歩きなれた通学路だ。けれど、まるで知らない道を歩いているような気がしてくる。 ここ、気になるよね …
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【4年国語】オノマトペの授業

ガリガリくんのアイスの写真 ポッキーの写真 ぷっちんプリンの写真 この中に、オノマトペが隠れています。 【発問1】どんなオノマトペでしょう。 また、それは何を表したかったのでしょう。 お菓子メーカーの人は、なぜ商品名にオノマトペを使うのでしょうか。 こ …
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【5年・国語】大造じいさんで、女子が変わる話

ともかく討論にしたい。 脳が活性化するからだ。 それも、「AかBか」くらいの簡単な。 簡単にするワケは、だれもが議論に参加できるから。 ラーメンかうどんか、どっちが好き? こういう類の質問になると、子どもたちはどうにも止まらないほど、意見を言おうとする。 「聞 …
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5年国語光村 なまえつけてよ 授業プラン

. あめ玉で時間を取り過ぎたので、この単元は短くやることにした。 小さな、微細な表現から、登場人物の心情を想像する力をつけたい。 本文を一読し、この文章には、次のような表現(印象を示す言葉)が多い事に気が付いた。 〇じっと 〇ぱちりと 〇ふらりと 〇ちらっと …
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5年国語光村『あめ玉』の授業 終わり

. さむらいは、なんで寝たふりをしたのか さむらいは、子どものだだをこねる声で目を覚ました。 そういう解釈が成り立つにも関わらず、クラスの中には、 「もしかしたら、このさむらい、最初から寝たふりしてたんじゃないの」 という懐疑派がいる。 またその一方で、寝た …
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5年国語光村『あめ玉』の授業 その4

さむらいが起きたとしたら、どこか。 この発問に、あれこれと意見が出る。 ㋐ しばらくするとひとりの子どもが、 「かあちゃん、飴だまちょうだい。」 と手をさしだしました。 ㋑ すると、もうひとりの子どもも、 「かあちゃん、あたしにも。」 といいました。 ㋒ 「あた …
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5年国語光村『あめ玉』の授業 その3

. さむらいは、いねむりをしていたか、していなかったか これは、立場をはっきりさせる発問だ。 起きていたのなら、子どもが笑ったことも分かっただろう。 寝ていたのなら、子どもが笑ったことは分からないはず。 さむらいが、子どもたちに笑われたかどうか。そのことを、さ …
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5年国語光村『あめ玉』の授業 その2

主発問:『このおさむらいは、やさしいといえるだろうか』 やさしい派は、結局、このおさむらいは、親切を働いたのだから、という。 やさしくない派は、それにしてもやり方があるだろう、という。 結論は、 「このさむらい、本当は優しい人なんだけど、ちょっと馬鹿 …
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5年国語光村『あめ玉』の授業 その1

. 新美南吉の『あめ玉』を読む。 まずは音読。  お母さんはおどろきました。いねむりをじゃまされたので、このおさむらいはおこっているのにちがいない、と思いました。 「おとなしくしておいで。」 と、お母さんは子どもたちをなだめました。 全員で呼んでいる時、工夫し …
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【小学校4年国語】ごんぎつね発問一覧

. 1)ごんぎつねを読むとかなしくなるのは、ごんが最後に殺されるから、という理由だろうか。 2)いわしは「投げ込んで」いるのに、栗は「入り口に置いた」のは、なぜだろうか。(見つかると危険なのに、へんだよ?) 2)ごんは盗人狐と思われているのに、それにもかか …
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4年国語・『一つの花』発問集

. 初発の感想をきく。 〇かわいそうな話だと思う。 〇ゆみ子がかわいそうだった。 〇戦争しているから、かわいそう。 みんな、口々に、かわいそう、という。 「あ、そう。この話、かわいそうな話だった?」 「うん」 そこで、最初の発問を考える。 「どんなふうに、物語 …
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漢字の話 「泊る」と「晒す」

. 布を川のながれに泳がせて、布を白くすることを、晒(さら)す、と言う。 だれでも、漢字をつくるとしたら、これはサンズイだろう、と思う。 だって、川の水で、布を白くするんだから。 サンズイに、白、とするのではなかろうか。 ところが、サンズイに白、だと、「泊 …
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洋ナシ海で見失うよ

よ う な し う み で み う し な う よ 回文をつくる授業をすると、しばらくクラスが回文ブームになる。 日記に、苦心惨憺、ようやくつくった回文がつづられ、 「先生、感想をお願いします」 とある。 一番みじかいのは、 「黴か?」 であった。 かびか これも立 …
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【6年・国語光村】海の命の授業

. 個人的に参加している、元校長先生の私的勉強会で、「海の命」を学んだ。 わたしの勤務する、愛知県岡崎市の教科書とはちがって、「海の命」は、光村図書である。 別の市に赴任されている方が、授業の指導案を持ってこられて、それを検討することになった。 【導入】 太一 …
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「事実」と「感想」を分ける授業~ イースター島にはなぜ森林がないのか~

. 〇事実と意見(感想)を分ける という「めあて」がある。 これが、面白い。子どもたちも、目がキラキラしてきて、ずいぶんと盛り上がる。 うちの学校は、国語の教科書は、東京書籍を使っているが、そこに イースター島にはなぜ森林がないのかという、説明文の単元がある。 …
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宮沢賢治の「やまなし」とクラムボン

. 小さな生き物を知るのは、 はるかかなたの宇宙を思うのと、似ている。 人間の手が触れていない“いのち”に畏敬の念をもつのは だれしもそうだと思う。 宮沢賢治は、ひとの手がふれない、小さな、把握できないような命を 掌編「やまなし」で、クラムボンと表現したのでは …
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苦手な子のための読書感想文の書き方

. 大事なのは、自分のことを書く、ということ。 本の内容を引き合いにだして、自分のことを書く。 「読書感想文」というから、本の感想を書くんだ、と思ってしまいますが、 そうではない。 自分のことについて、ふりかえって、みつめて、あらためて思ったことを書くのです。 …
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素話のおもしろさ 1)道具が要らない。 2)用意が要らない。 3)自在に長さを調節できる。 4)自在に物語を変更できる。 5)子どもの目を見て話ができる。 いくつかあるけど、すばなし(素話)のよい点は、上記にあると思う。 とくに思うのは、5番。 子どもの目をみ …
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春遠足に行ったことを作文に書いた。「いちばん、心が動いたところから、書き始めましょう」という定番の指示により、全員が書き始め、1時間かけて感想文が終了。どうしても書けない子は、家に持ち帰って書く、と自分から言ったので、そうさせる。「今日の夕方からはバレー …
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