元エンジニア・新間先生の自問自答ブログ

転職を繰り返し、漂流する人生からつかんだ「天職」と「困らない」生き方。
高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

カテゴリ: まるで逆さまな話

【書道】半紙の右に名前を書いた子に

みんなが書き終わったのを見ていたら、ひとり、半紙の右側に名前を書いた子がいた。 みなさんなら、どうされますか? わたしはとりあえず呼んで、いっしょに見ながら 「これ、どうする?」 ときくと、 「どうしたらいいですか」 ときかれた。 「みんな左に書いている …
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大リーグボールから『禅』へ

先日、いきなりだしぬけに巨人の星を思い出すことがあり(※前記事参照)、あれこれとこの連休中に自宅で思い出にふけっているうち、妙なことを思い出した。 それは、『逆説』ということである。 つまり、世の中にはやけに「逆が真なり」ということが多い。 わたしは人生 …
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始業式も運動会もなく、過ぎていくが・・・

いちばん驚いているのは、 「なくてもいけるんやなー」 ということ。 始業式もないままでしたが、(放送で短時間、校長先生のお話がありましたが) とくに何事もなく、ふつうに授業が始まっております。 また、運動会もやらない、ということになったままで、とくに支障が …
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幽霊の存在について

休み時間、子どもから怖い話をリクエストされることがある。 わたしは一瞥をくれるだけで、 「悪いけどそんな話、してる暇ないでしょ。先生は御覧の通り、超絶忙しいですわ」 と、ノートに赤ペンを走らせる。 子どもに付き合っている暇はない。貴重な休み時間は宿題のチェッ …
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原因は「そこ」じゃない【ヒト間課題】

電子ボードは、何年か前に、市教委から「鳴り物入り」で学校に配備された、最新の機器であります。 これをもって授業その他を行えば、 「児童の参加型学習指導が行える」 というのが、当時の説明でありました。 画面に映された、学習課題。 その画面にタッチさえすれば …
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マスクで呼吸が苦しい子どもたち

頭痛など、熱中症らしき症状を訴える子が増えてきた。 校庭で遊ぶときは外してもいいけど、建物の中に入ったらマスクをつけることになっている。だから、2時間目のあとの休み時間に帰ってくる子たちは、息をはあはあ言わせながら、あわててマスクをつけている。顔がのぼせて …
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ニューヨークに学ぶ 日本の教育現場でやれること

このところ、ずっと家庭訪問をしてきた。 長い臨時休校が続いたこと、とくに新学年になり、担任が変わったというのにほとんど会えぬままであったことから、子どもに自己紹介をする意味でも、顔を見せたかったからだ。 マスクをしたまま玄関から2m離れ、「はじめまして!」 …
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んなわけない、ということ

わたくしには、「こんな気がしてならない」というの、がある。 ○仕事はできないほうがいい ○努力はしないほうがいい ○できるだけ無能なほうがいい ○まちがった方がいい ○できるだけ、達成せず、成果がでず、わくわくしないほうがいい ○しゃべらないのがいい ○みんな …
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まじないは悪いものではない

. すぐ前の記事の 「おまじないはフィクションだ」 という文章に、読者からの反応があったため、追記しておきたい。 おまじないは、悪いものではない。 また、その著者を否定するものでもなく、楽しみを奪うつもりもない。 おまじないが効く!と思うことで、プラシーボ効 …
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『非暴力』について

. そろそろ文科省も本気になってきて、これまでの旧態依然とした道徳教育を根底から改革し、真に国を憂える子に育てようとしはじめた。 生命を大切にする心や他人を思いやる心,善悪の判断などの規範意識等の道徳性を身に付けることは,とても重要。 (文科省のページより) …
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「叱ってはいけない」と勘違いされやすい件

. タイトルを変えて、1年が経つ。 ブログの前タイトルは、「叱らないでも、いいですか」 であった。 叱るが前提の学校現場。 当時はまだ新人だったわたし。 その新米教師が、言うことを聞かない子どもを、叱らないでいいはずがない。 現場の常識にそえば、だれしもそう判 …
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迷惑をかけるな、に代わる教育方針は

. 迷惑をかけるから、廊下でしゃべってはいけない。 迷惑をかけるから、体育館でボールを蹴ってはいけない。 迷惑をかけるから、校長先生の話をきくときは、黙っていなければならない。 迷惑をかけるから、授業中に立ち歩いてはいけない。 迷惑をかけるから、掃除をしなけれ …
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コロコロコミックの肖像画落書きの件

. チンギスハーンの肖像画の上に、落書きをする、という内容の漫画が掲載されたので、朝青龍が激怒した、という話。 わたしは、朝青龍はよく自分の意見が言えてよかったな、と思う。 黙っていたら、『はらふくるるわざなり』で、イライラが募っただろう。 品格がない日本人 …
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嫉妬、という感覚

. 嫉妬、ということについては、人類が古くから、その正体を見極めようとしてきた。 ブッダは嫉妬について、法句経でこう述べている(らしい)。 ブッダの言葉 他人の良くないところは とてもよく見えるし、 調子にのって指摘したくもなる。 見えにくいのは、 君自身の良 …
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体罰を根本的になくす方法

. 怒りの感情があるからこそ、幸福になれる。 とっても逆説的だけど。 で、怒らないで生きられる。 つまり、 よくよく考えてみれば、 怒りを否定せず、悪いものとも不必要とも思わないようになり、むしろ感謝できて、 怒らないでいいことを十分に理解でき、怒らずにい …
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自分が、自分が・・・

. 高速道路 前から太いロープで引っ張られるような自動運転状態。 ハンドルを操作しないでも、引っ張られて行く感覚。 人生は案外と、こうして引っ張ってもらっていることの方が多い。 ところが、「自分で運転している」、とみな思っている。 逆さま、だよね。 自分 …
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『価値』を信じて!?

. 現代では、見かけよりも中身が大事、と言うことになっている。 だから、いかに見た目が美しくて、 精巧な技術で、ち密に磨き上げられ、 ピカピカと輝くようなガラスや水晶も、 ダイヤモンドに比べたらその価値はほとんどない、ということになっている。 ところが、 …
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海の日の【子どもの泣き声】について

. 海の日がありましたでしょう。 どうやら、近所の家に、そこのお孫さんが遊びに来ていたらしい。 朝の8時ごろでしたでしょうか。 わたしゃ、家で、つめたい氷を口に入れて、ボーッとしておりましたら、 かすかに、ほんのかすかに、遠くの方から、子どもの泣き声が聞こ …
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子どもが先生の世話をする

. ずいぶん昔のことですが、学校で、「給食残飯グランプリ」というのがありました。 給食で、おかずやご飯が、残ります。 すると、その残滓の量をはかるんです。 お昼の放送で、 「今月、残滓の少なかったクラスは6年1組でした!おめでとうございます!」 いや、食 …
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自分のために時間を使うことの恐怖

. 毎日、いろいろと話し合っていると、 なにかの流れで、 クラス全員、幸福になりたいと願っている と、判明することがある。 そんなもの、人間だもの、当り前じゃないのか、と思われましょう。 しかし、実は、「幸福」という言葉ほど扱いにくいものはないので、 き …
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コシの無い子

. タモリが昔、ラジオの中で 「やる気があるものは去れ」 と言ったってネ。 なんか、わかるわ。 だって、ただやる気があるのって、不健康だもの。 そのやる気、大丈夫? やる気があるって、なにをやるの? やる気がありますって、なにをするつもり? なんのために …
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「忖度(そんたく)」について

. 世の中がまっすぐ進むのなら、あえてそこを右や左にずれながら進んでみたい、という思考が、粋(いき)なのだろう。 表側ばかりを見る世間に対し、あえて裏地に凝ることで、ズレてみせる。 内田百閒は、小学生の時点で、くわえ煙草をしていたらしい。 先生が注意をする …
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1年生の順応性がすごい、という件

. 1年生になった子たちは、本当にすごいと思います。 これまでとはまったくちがう世界に飛び込んで、あっという間にあれこれとルールやしくみを理解し、すぐに順応していきます。 1年生の担任になった先生が、 「あの子たちが適応していこうとする力ってすごいよ。人間 …
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怒声罵声はなぜ発生するか

. 運動会が近くなると、校庭に罵声がとぶようになる。 なぜか。 不安だからだ。 ピラミッドが完成せず、観客から 「あ~・・・」 と言われるのが怖いのだ。 だから、罵声や怒声をひびかせ、子どもたちを有無を言わさずコントロールしよう、となる。 教師は、不安に …
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肝心なものは手に入れられない

. 運動会でうんと高いピラミッドが完成しても、なんだか中身がスカスカだと、後味が悪い。 校庭に、怒声罵声が響きわたり、嫌みや皮肉を言われまくって、子どもたちがげんなりした顔でつくったピラミッド。 親も先生も、後味が悪すぎて、感動も何もないもの。 結果は手に …
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「なんか、世の中、ずるいよね~」

. 職場の親睦会(飲み会)がありました。 研究会や部会、学年会でまだお互いにほとんど話したことのない人がいる。 出会ってまだ2週間のお互いで、ちょっと懇親会、ということになった。 二次会で、複数の先生にさそわれて、岡崎市内の小さなお店に行きました。 ちょっと …
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不安も無く、困りもしない

. 「〇〇にならないかな、あの子どうなるんだろう、だいじょうぶかな、心配だな~」 (ああ、そういうふうに不安になるのか) 「あの子、大丈夫だと思う?」 と聞かれたから、 「うん」 というと、 なんとも意外な表情で、あっけにとられたように、 「なんでそんなに …
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本当の元気とみかけの元気

. よく、「元気な子」と言われる子がいます。 しょっ中、大声で騒いでる。 朝読書の時間も、隣の子になんやかんや、と話している。 そうじの時間も、ほうきをふりまわしながら、 友だちにちょっかいばかりかけている。 一方で・・・ 1年生の入学式で、拍手をし続ける子 …
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・・・とは言っても、トラブルは起きる・・・

. 子どもを叱る場面は激減したが、 それでも『意地悪』は起きる。 わたしは、頭を整理してみた。 大人が子どもを叱る場面は、大きく2つに分けられる。 1) 行動面がマズイので叱る 具体例) ・静寂を求められる式典でうるさくしゃべるので叱られる。 ・練習をして …
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叱らないと決めたら・・・その2

. あまりの効果の高さに、わたしは驚愕し、これはいったいどういうことか、と解析にやっきとなった。 もしかすると、これまで大人が子どもを叱っていたのは、 ただ単に。 きちんと教えてなかったからではないか。 これは、もしそうだとすると、あまりにも巨大な人類史 …
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叱らないと決めたら、教えることだらけ

. 叱らない、ということは、これは大変なことだ、とだんだん分かってきた。 子どもたちが、次の動きややることについて、きちんと分かっていないといけないからである。 分かっていないと、すぐに叱られてしまう。(他の先生に) そこで、前もって、十分に伝えておかなけ …
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母性で学級を経営する

. 当時、わたしはあることを思っていた。 それは、母性で学級を経営する、ということだ。 別に母性と言っても父性と言ってもいいと思うが、わたしのイメージする「母性」でいくと、 「否定せず、ありのまま、そのままを受け入れるだけのあり様」 という、ごく人間の持つ …
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責めあうことのない社会づくり

. 教員になって、めざしたのは、「責めあうことのない社会をつくる」 これを、指示命令でもって、 「はい。責めあってはいけません!」 と指示をいくら出してもそうはならないだろう、という予感はあった。 「こら!そこ!!責めあうなと言っただろうがッ!」 「罰とし …
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【学級経営】経営者は、困らない。

. 学級経営でも、会社経営でも、 困らない というのが、経営する人の大事な資質だと思う。 子どものことで、困らない。 社員のことで、困らない。 いつも、不安のない世界で生きている。 子どもにエネルギーをとられるような感覚があれば、それはオカシイ。 社員にエネル …
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「責められないために、一生を費やす」の件

. 人は、責められないために、一生を費やして、終わる。 親に責められないように、〇〇しよう。 兄弟に責められないように、〇〇しよう。 友人に責められないように、〇〇しよう。 恋人に責められないように、〇〇しよう。 パートナーに責められないように、〇〇しよう。 …
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【学級崩壊】なぜしないのか その4

. わたしが受け持ったクラスは、前年度、学級崩壊してる、と言われていた。 だから、4月の最初に校長から、 「うまくいってないクラスだけど、あらま先生、なんとか頼むよ」 と言われた。 周囲の事情を知る先生たちも、 「たいへんなクラスみたいよ。あらま先生、頑張 …
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【学級崩壊】なぜしないのか その3

. 日本昔話には、おむすびころりん、というまことにSFチックな怪異譚がある。 ある爺さまが、偶然におむすびを穴に落としてしまい、追っかけているうちに地中のねずみの館につき、あれやこれやとしているうちに最後には大判小判を手に入れる。 ところが、その話をきいて、 …
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【学級崩壊】なぜしないのか その2

. 飲み会の席で、若い先生に 「どうしたら学級崩壊しないのでしょうか」 と尋ねられて、 「そんなもの、空想のお化けや!」 と言った。 若い先生はおどろいて、いや、でも本当に言うことを聞かなくて、困るんです、と。 言うことを聞かないってどういうこと? 席に …
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【学級崩壊】なぜしないのか その1

. 昨夜は、留別会。 「みなさん、かんぱーい!!」 この1年、すべてを分かち合ってきた職員室のみんなで、おおいに飲み、歓談した。 わたしの受け持ったクラスを、5年生のときに担任していた彼が、声をかけに来てくれた。 「あらま先生、本当にお世話になりました」 …
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血液型占いのこと

. そういえば、血液型占いが、まだまだ人気だそうだ。 血液型占いは、本屋でも鉄板のベターセラーで、常に売れ続けている由。 うんうん、たしかに。 日本人は血液大好きだね。 「身体の中身のことだから当たる。体質って、あるでしょ」 だから当たるのだと、自信たっぷ …
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南の島のハメハメハ大王

. 朝、歌を歌う。 歌集のなかの歌はあらかた歌ってきたし、朝の音楽集会も一区切りついたので、 「じゃあ、夏休みまでの1週間は、歌のレパートリーを増やそう」 ということになった。 いろいろと知っている歌と、知らない歌とを分けていると、 なんと 南の島のハメハメ …
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ひとと人は、話せば通じるもの・・か?

. さて、先週の社会の授業。 めあては、「憲法の3つの柱を確認しよう」 〇国民主権 〇基本的人権の尊重 〇平和主義 現憲法の平和を希求する、とはどういうことか。 議論がとまりません。 白熱しました。 なぜかというと、2派に分かれたからです。 一つは、 中国( …
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【クラス編成】善良な子を集めるクラスは、なぜかうまくいかない件

. 新学期からは、新しいクラス。 先生たちにとって、【クラス編成】はとても大きな仕事だ。 子どもたちの人間関係や成績、あらゆることを考慮に入れて、クラス分けをする。 ここに、面白い現象がある。 「ひとつのクラスに良い子ばかり集めると、なぜかうまくいかない」 …
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【暗殺教室】人はなぜ、恐怖映画が好きなのか

. 「暗殺教室」という映画がある。 ちょっと話題になったらしい。 先日、テレビの録画を、ほんの少しだけ見た。 「暗殺教室」は、高校生が先生を殺す話である。 この先生が、ふつうではない。 黄色いタコ型怪人であって、超能力を持つ。 恐ろしい超人なのだ! その怪人に向 …
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いちばん面白かった授業 その4(おわり)

. よく、クラス全員、だれとでも話をして良いですよ、ということをする。 すると、みんな、お互いにあれこれと相談しあうことになる。 たとえば、まず仲の良い子に自分の考えを言いに行き、一応念のために男子にも女子にも話を聞いて、最後に隣の子と情報交換をして・・・ …
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いちばん面白かった授業 その3

いよいよ卒業間近。 クラスの雰囲気は、さらにしっとり。 一日一日を、惜しみながら送っている感じ。 昨日、一人の子が、咳をしていて、途中で早めに帰宅することになった。 熱はないものの、しんどいし、おなかも痛い、というので。 保健室の先生から、 「ベッドで休ませて …
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いちばん面白かった授業 その2

. 事実をみていくって、すごいむずかしい。 と、子どもの感想。 その後、面白かったのは、それを聞いた別の子が、 「いや、むずかしくないよ。そっちのほうが簡単なんだよ」 と言ったこと。 さらに楽しいのは、その返答をきいた本人が、思い直して、 「ああ、そう、そ …
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6年間で一番面白かった授業は~アンケート~

. 自分たちでこんなアンケートを取っていた。 班の学級新聞に載せるためである。 そんなのきいたって、どうせ低学年や中学年のころの授業なんて覚えていないでしょう、と言ったら、 「そんなことないよ」 だって。 理科好きのNくんは、3年生の時の乾電池学習、4年生の …
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なぜナマケモノが絶滅しないのか

. ここでいうナマケモノとは、動物の、なまけものです。 南米の方に住んでる?(うろおぼえ) その、ナマケモノ。 今、卒業文集をつくっている。 クラスのページがあって、文集について話し合っていくうちに、 6の1 みんなにアンケート! というコーナーをやることにな …
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