困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

カテゴリ: 教師とは・・・

落書き事件~校長先生だけはともかくも、元気でいてほしい~

私のかつての勤務校で、同僚の先生がまきこまれた事件では、こんなことが。1)落書きをくりかえしたので叱った。(学年集会で叱った)2)大勢の前で叱られたことに納得できなかった児童が親に言いつける。3)親→学校へ電話。「うちの子が叱られた。納得できない!」4) …
続きを読む
【6年英語】ハロウィン VS 耳なし芳一

小学校できちんと英語を教えられる外国人の方は、とても貴重な存在だ。 だから、もしそういう人がいたら、みんなでうんと大切にしたい。 教師にとってALTは気になる存在である。 急にプライベートな旅行の話をさせろ、と言って授業をしようとしない人もいたナ。 あなたは先 …
続きを読む
研究主任の秋

研究主任となり、秋はもうブログを書く力が残されていませんでした。 ようやく大きな仕事が終わり、ほっとしています。 それにしても先生たちの、真摯な姿勢、学ぼうとする姿勢、本当に頭が下がる。 わたしが研究主任としてずっと口にしてきたのは、次の3つ。 ◎具体的に …
続きを読む
さあて、2学期や!!【6年理科・食物連鎖】

2学期が怒涛のように始まり、体重がすでに3キロ近くやせております。 いいのです。夏休み中に増えてたから。 それにしても、年齢が年齢だからか、業務が多くて大変だと思う。 気が付くと、職員室の机の上に、文科省から教育委員会から、企業から大学から、市内の他校から …
続きを読む
「ばかたれ」について

読者の方から、たまにメッセージをいただくので、返信のようにして書いています。 担任の先生が、「ばかたれ」とわりと怖い調子でおっしゃるとのこと。 「そんな言葉を使わなくても注意はできると思う」と。 わたしも同感です。 教室が暗くなります。 言われた子は、その …
続きを読む
【運動会の組体操】無くならない理由

かなり、減ってきたらしい。 全国的には・・・。 しかしそれでも、まだ組体操は行われています。 巨大組体操が無くならない理由は、 それがショーだから、です。 先生たちは少なくとも、見に来られたお客様を満足させなければなりません。 先生たちは、大きなプレッシャー …
続きを読む
運動会の『放送がかり』で年を感じる件

運動会が春に行われることになった。 わたしは愛知県岡崎市の教員であるが、まあ市内にはいろいろな学校があり、秋開催の学校もまだあるようである。 しかし、赴任している勤務校では、秋の酷暑から逃れるため、6月のはじめに開催されることになった。 しかし、この暑さよ …
続きを読む
「主体的な」論考 その2

自分の人生を主体的に生きている。 そう、自覚している人は多いのではないか、と思う。 もちろん、わたしは自分の人生を主体的に生きている、と。 たしかに鎖でつながれているわけでもなく、自分で日々の計画をたて、好きなスーパーで買い物したり、今日は大根を買おう、と …
続きを読む
主体的な・・・

大きなゴールは、いったいどこにあるのか。 学校の中に、それがあるのか?それとも無い、のか? わたしは、人生が幸福になるためには、 「自分自身が自分の人生の主人になること」 が必要だと考える。 文科省がそう教えているから、そうだと思う。 文科省は、ことごと …
続きを読む
幼児を育てながらの先生

頭が下がる。 「家に帰るとお母ちゃん」 という先生に対して。 わたしの隣の机の先生は、若い女性の先生だ。3歳と6歳の子がいる。 夕方の職員室にいるまでは、シュッとした顔つき。 「ワタシこそ、小学校の先生です」と言う顔だ。 ところが、いざかばんを持って、家に帰 …
続きを読む
言うことを聞く子、きかない子

嫁様は最近になって保育園で勤務しだした。 職場では新人で、子どもからも 「あの先生は、新しくきたんだよ」 とみなされている。 Aちゃんが、食後の片づけをしないまま、 お皿を持ってこないで、そのまま園庭に走っていこうとした。 嫁様は、あっ、と思った。 そして、と …
続きを読む
1年生とのふしぎな会話

今の勤務校では、最初から高学年ばかり担任している。 そのせいで、どの子からも 「あらま先生は、高学年の先生」 と認知されているらしい。 よく低学年の小さな子たちから、 「あ、お兄ちゃんの先生だ」 とか 「お姉ちゃんの担任の先生だよ」 と、言われることが多い。 …
続きを読む
ブラックとよばれて

11月ごろから更新がおぼつかない日々。 土日もほとんど無いから、ブログが書けない。 「最近、アップされる記事が少ないですが」 ある方からメッセージを頂いたが、申し訳のないこと。 夜、早く帰ってくればいいのだが・・・。 残業の上限は月45時間” 教員の働き方で …
続きを読む
腰痛に、紅茶キノコが効く!?

〇〇が効く!というのには、論理的な破たんがありますな。 ところが、紅茶キノコが効く!と断言されると、ちょっと面白そうだと思うネ。 UFOとか雪男、と同じ雰囲気で、楽しくなってくるような・・・。 え?こない? さて、2学期も始まって1か月が経ち、そろそろ腰痛 …
続きを読む
教員はブラックではない、とあえて

. ずっと講師を続けていた知り合いの若い先生が、転職することに。 しばらく会っていないから、まだ今年も採用試験を受けるのだとばかり思っていた。 昨年秋、試験に落ちたことをメールで教えてもらい、 「また来年、がんばります」 と言っていたから、がんばれ!ぜったい …
続きを読む
45分間、きっちり学習するのです!

新卒?と思われる先生から、当ブログを通じて、メッセージが来ました。 (メッセージは、コメントとはちがって、公開されません) ちょっと忙しくしているせいで、なかなか返事が書けません。 そこで、ブログに書きますから、と了承をいただきました。 ずばり、回答は、端 …
続きを読む
やっぱり今年も

. 前ブログのタイトルが、「叱らないでもいいですか」であった。 もうすでに叱らない、という行為そのものは自明のことになってきているので、その行為の意味はともかくとして、前提として自分が一切困らない、という心的態度があるのではないか、というところから、タイトル …
続きを読む
スープをこぼしてしまいました大量に

. うちの学校は、先生もいっしょに給食室へ給食を取りに行きます。 この日もクラスの子といっしょに給食を取りに行こうとしたとたん、 「先生!スープこぼれてる!階段!」 別のクラスの女の子が飛び込んできた。 おそらく廊下でこぼしてしまったのだろう。 あ! すぐにデ …
続きを読む
子どもにとって担任とはなにか

. まあ、親みたいなものなのかな。 今週で、学校は終わり。 終業式はもうすぐ、だ。 今年も訴える子、多数。 「来年もぜったい担任になって」 「お母さんに言う!校長先生に言ってもらう!」 帰りの時間は、まるでサイン会のようになる。 「先生、ここになんか書いて!」 …
続きを読む
【教師の体調管理術】~腸を活性化する~

. 加齢とともに、花粉症がつらくなってきた。 これまでは「薬を飲んでおけばだいじょうぶかな」と思っていた。 しかし、こう思うようになった。 「できるだけ薬は飲まなくてもいいようにしたい」と・・・。 薬をのまずに、食事を少し意識することで、花粉症が軽減しないかな …
続きを読む
【教師必見!】教師の胃腸強化術!

.先日、久しぶりにテレビを見た。NHKスペシャルの「人体」という番組だ。見ていたら、タモリさんたちが「腸はすごい臓器だ」という話をしている。わたしたちの「腸」は免疫を制御している臓器で、腸のはたらきが正常でなくなると、風邪をひいたり、ウイルスに感染したりす …
続きを読む
働き方改革について

. やはりまだ、男性教員は「子どもを教室でみるのが半分、残りの半分は夕方からの職員向けの仕事」という意識があると思う。どちらかというと、本業が夕方からだ、という先生もいる。 文科省のアンケート、備品の管理、PC教室のメンテナンス、行事遠足の打合せ、卒業式の掃除 …
続きを読む
お母さん、と呼ばれる率が高い件

. 「先生」のかわりに「おかあさん」と呼ばれることがある。 言い間違えた子どもも、気づいて苦笑し、 「あ、先生なのに、おかあさんって言っちゃった」と笑う。 教師がよく体験する、『あるある』、である。 ところで、私は男なのに、なぜか「お母さん」と呼ばれることが …
続きを読む
自戒を込めて~あと20日~

. いよいよ、残りの登校日数が少なくなってきた。 もう20日ほどで、この一年度が終わる。 今思えば、あっという間だった!! 春が過ぎ、夏になり、秋になり、すぐに冬。 もうすぐ、卒業だ、終業式だ、クラスのお別れだ。 今年は父を亡くしたこともあって、「人生」という …
続きを読む
人の言うことを聞くとはどういうことか

. ゲームしよう、と子どもから言い出すことは、ほとんどない。 子どもが「こういうことは、先生が決める」と認識しているからだろう。 常に、ゲームしよう、ともちかけるのは、わたしから、である。 そういう意味で、わたしはずいぶん、勝手である。 「勝手な指示をする先生 …
続きを読む
「指導者」の定義とは何か

. わたしが休み時間にぼうっとしながら校庭を見ていると、積もった雪の上をやたら走り回っている子がいる。人間を定義するなら、「雪の上を走り回る動物」とでも定義できようか。なんであんなに、とか、この寒いのになぜ、などと思うのは素人の思考である。また、靴下がぬれ …
続きを読む
小学校教師のための『のどのお手入れ』

. のどのお手入れ情報。 わたしは水筒を教室に持ち込む。 とくに職員室へ帰っている時間の無い、5分休憩の時間に水を飲む。 ここまでの経験でいくと、お茶よりは、ただの水が、いちばんのどには良いと感じる。 ただし、水だけでは物足りないこともあるから、たまに あ …
続きを読む
つづく教師の暴言報道に思うこと

. 教師の暴言があった、ということで、テレビ報道されている。 所沢市の教師が「窓から飛び降りろ」 沖縄の教師が「脳みそをつかえ」 両方とも、命令調だということになっている。 これは、教師の叫びだ、ということは、明らかでありましょう。 教師の、悲鳴であります。 …
続きを読む
みんな、「先生らしさ」と、戦っている

. 先日の休みの日。 数人の若い先生と一緒に呑みましょう、ということに。 「さぁ、2学期だ、また、いっしょに頑張りましょうや」、と。 久しぶりに、いろんなことを話しました。 こうやって話してみると、いろんなことが見えてくる。 先生たち、みんな、「先生ら …
続きを読む
職員室を覆う、「ピリピリムードと不安感」

. 以前から不思議に思われることを、一つ。 傍目(はため)から、全体に落ち着いているように見える学校は、見た目のわりに、 職員室の不安感が強いのではないか、ということ。 そういう学校では、先生方の、子どもに対する要求のレベルが高いことが、特徴だ。 おなじよ …
続きを読む
先生たちの「お茶談義」

. 20分放課、職員室で。 ふと見ると、 仲の良い先生が、 「このお茶、おいしいんだよね」 というような調子で、ごくごく、飲んでいる姿が目に映った。 教室の中って、暑いよねー・・・ 子どもも水筒の水を飲んだり、 校庭の水道でも、ごくごく飲んでいるようだ。 …
続きを読む
ひいきをする、という件

. 「クラスの先生がひいきをする」 と相談があったら。 まず、わたしなら、 「困ってるの?」 と聞く。 もしかしたら、ただの報告だけ、かもしれないからだ。 うんと困った感じをもってるのか、そうでないのか、それによってもかける言葉が変わってくる。 もし、 …
続きを読む
呑気な声で

. 朝はできるだけ、呑気そうな声がでるように、訓練している。 授業中は、ハキハキ。 指示はわかりやすく。 遠くまで響く声で。明るく。 でも、朝の時間は、できるだけ呑気そうな声で。 朝。 まだ何もはじまっていない時間。始業まで、まだ15分もある、という時間。 教 …
続きを読む
喋りすぎるか、寡黙すぎるか

. 自分がしゃべりすぎているか、 それとも、 寡黙すぎるか、どちらかに偏っていないかと、ふと思う。 だれかと話す。 その瞬間、自分は本当に、楽な状態、自然な状態でいるか。 つまり、なにも格好もつけないでいられて、そのまま、素のままで生きているのだろうか。 …
続きを読む
落とし物について

. 教室に上着が落ちている。 授業が始まる直前だ。 当人は、気づいていないようだ。 どう声をかけるか。 「落ちてる。拾いなさい」 でもいいし、 「あ、落ちてるよ」 でもいいし、 「あ、上着だ」 でもいいし、 まあ、ぶっちゃけ、なんでもいいです。 つまり、い …
続きを読む
1年生の順応性がすごい、という件

. 1年生になった子たちは、本当にすごいと思います。 これまでとはまったくちがう世界に飛び込んで、あっという間にあれこれとルールやしくみを理解し、すぐに順応していきます。 1年生の担任になった先生が、 「あの子たちが適応していこうとする力ってすごいよ。人間 …
続きを読む
早口について

. テレビのお笑い番組。 商売柄、どんなふうに話を進めるか、どの程度話題を拡げるか、 芸人さんたちのトーク術など、気にして見ることが多い。 ふと気が付いた。 見ていると、芸人さんたちは、相当な早口(はやくち)だ。 まてよ・・・。こういう番組を、子どもたち …
続きを読む
教員のワーカホリック癖について

. 教員は、なにかを、やりすぎなのではないだろうか。 過剰に、やりすぎ、なのではないだろうか。 アルコールでも、塩分でも、過剰なのではないだろうか。 そして、いろいろなことを、気にしすぎなのではないだろうか。 さらには、働きすぎなのではないだろうか。 ワー …
続きを読む
責めあうことのない社会づくり

. 教員になって、めざしたのは、「責めあうことのない社会をつくる」 これを、指示命令でもって、 「はい。責めあってはいけません!」 と指示をいくら出してもそうはならないだろう、という予感はあった。 「こら!そこ!!責めあうなと言っただろうがッ!」 「罰とし …
続きを読む
【学級崩壊】なぜしないのか その1

. 昨夜は、留別会。 「みなさん、かんぱーい!!」 この1年、すべてを分かち合ってきた職員室のみんなで、おおいに飲み、歓談した。 わたしの受け持ったクラスを、5年生のときに担任していた彼が、声をかけに来てくれた。 「あらま先生、本当にお世話になりました」 …
続きを読む
毛バリ山人(さんじん)こそ、教師が目指すべき姿

. 今の若い先生たちは、漫画 『釣りキチ三平』 を知っているでしょうか。 この中に、有名な脇役として、 「毛鈎(ばり)山人(さんじん)」 という方が、出てきます。 毛鈎(疑似餌)を使って、魚を釣るのですが、毛鈎山人は毛バリづくりの名人。 この方、すごい術を …
続きを読む
【若い先生からの相談】子どもの指摘を宅配

. 若い先生に相談されたことで、一つ。 他の年配の先生が、 「先生、先生のクラスの〇〇くんが、下足箱のところでサッカーボールを蹴って、ドアにぶつけてました」 とか、 「先生のクラスの〇〇くんが、理科室の掃除ロッカーに入ってました」 というような、 子どもの …
続きを読む
「自主的に動きなさい!」の意味

. 学校現場では、子どもたちが自主的に活動することを何よりも願う。 「自主的に動けるように」 というのを、どの先生も考えているのだろうと思う。 この自主性、とはいったい何なのか。 わたしはいわゆる「積木崩し」の時代に子どもをやっていたので、いわゆるリーゼン …
続きを読む
「ほめ薬」の切れたときの、反動が怖い件

. 「ほめ殺し」という話題。 学校という場所では、どの6年生も、「すごい6年生」と言われるようにと、仕向けられていく。 そりゃ、たしかに、6年生の中には、すごい人もいるだろう。 走るのだって早かろうし、マラソンだって早かろう。 下級生から見たら、すごいことを …
続きを読む
『指導死』という言葉

. 『指導死』という言葉を聴いた。 指導し、責めて殺す、ということだ。 子どもは、 「おまえのせいだ」 と言われ、何も言えなくなって、死をえらぶ。 「おまえのせい」 とは言っていないにしても、子どもはそう受け取っている。 おまえのせいだ、と言われて、ではど …
続きを読む
台風が過ぎて学校に行きたくなる

お盆が過ぎ、夏休みも中盤を過ぎた。 わが愛知県は、おかげさまで、今月の末まで休みがつづく。 しかし、知り合いから聞くところによると、長野県などは、もう間も無く2学期が始まるらしい。ホントウに、同じ教員として、お疲れ様と言って差し上げたい。 私は、早 …
続きを読む
モンスターはいるかいないか

モンスターというのは居ない。 想像上の動物なんであって、現実にはいません。 というと、 「いや、いる」 という人もある。 どうやら、その人の世界には、居るよう。 しかし、現実にはいない。 「いるんだ」、という人だけに、見える。 それが、モンスター。 さて、うちの …
続きを読む
なぜ「叱らないでもいいですか」なのか

. このブログは、2006年の1月に書き始めた。 いつの間にか、10年が経つ。 さて、なぜ、こんなタイトルなのか。 理由は簡単で、「叱るのって、なんか変」だ、という気分が抜けないからだ。 ここが多くの教育者と異なる部分で、 「いや、べつに叱るのが変ってこと …
続きを読む
同じことを書き続けるブログになってる

. ブログを書き続けて、はや幾年。 毎日のように、同じことを書き続けている。 先日、20代のころからの仲間と会ったので、いろいろと話すうちに、さらに強く思ったのが、 「昔から、自分の内面は、まったく変わらない」 ということ。 進化しているか、というと、まっ …
続きを読む