なぜサザエさんは、サザエさんと言うタイトルなのでしょう。

これは小学校で国語を教えている教員は、おそらく一度は考えたことがある問いであると思います。
小学校の国語の教科書は、様々な題材が掲載されています。タイトルがすごく重要なのです。最も大切なことがタイトルに凝縮され、示されてあると考えるのが妥当でしょう。
だから、教員の職業病とでも言うのでしょうか、なぜサザエさんはサザエさんと言うタイトルなのか、教員としてはしっかりと説明できなければならない、と頭のどこかで考えているのです。

わたしはこれを、ウチの嫁様に、ふと話してみました。

彼女はめんどくさそうに、
「サザエさんとその周りの家族を描写しているからじゃないの?」
と、至極、まっとうな返答。

私は意地悪く、
「でも、それをいうなら他の構成員だって同じだよ。みんな、マスオさんの家族とも言えるし、波平さんの家族とも言える。カツオの家族でもあり、タラちゃんの家族でもあるよね。では、なぜ、『カツオくん』がタイトルではないのかなあ?」

皆様はどうお考えになりますか?

これは、前回の記事の続きです。
つまり、必要な事は、抽象思考ということです。
サザエさんに出てくる登場人物、磯野波平、磯野ふね、フグ田マスオ、フグ田サザエ、磯野カツオ、磯野ワカメ、フグ田タラオ、・・・。
この具体的なパーツ、一つ一つを、何らかの最もらしい抽象化ルールに沿って、分類しなければならないのです。
そして、その抽象化作業の結果、答えを確定するのです。
その説明を聞いた誰もが納得し、なるほど!だから、サザエさんが主人公なのだネ!と得心できるように説明するのです。

さて、教室の子どもたちは、どう考えたと思いますか?

これは、ふだんの鍛え方にかかってきますね。
どう問題に向き合い、どう抽象化していくか。
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