前回のつづき。 小学生であれば、
1)何を学習するつもりかを聞く(九九の何の段をやるのか聞く)
2)どの程度それがやれそうなのかを聞く(自信のレベルを聞く)
3)不安な点があるかどうかを確認する(不安点を補強してサポート・いっしょに練習)
4)テストする(確認する)
5)やってみてどうだったかを聞く(自信をもってやれたかどうか、聞く)
6)これをやっているとどんないいことがありそうかを聞く(8の段が言えるとどんないいことがある?)
7)この方法でやっていくので良いかを確認する(今の練習の仕方でよさそう?)
8)次はどうする?(明日は何の段を練習したい?)

とまあ、こんなふうに自分の計画を立てるようにとおぜん立てをしましょう。
その子は笑顔で私の元から去り、待たせていた友達と遊びに出かけますが、こうやって書いてみると、驚いたことにわたしはその子に質問してばかりです。
つまり、わたしは「教えてない」のです。

学校の先生というのは、教えるのが仕事だ、と。
たしかにそういう面もあるかもしれませんが、多くの場合は教えるよりも「問いかける」が仕事の中心を占めているのだろうと思います。

教室、という呼び方は、令和になったのでそろそろ変更する段階です。
しらべたら、明治からだそうですよ、「教室」なんて呼び出したのは。
自分が自分で自分の学び方を構築して計画を進める部屋なので、多くの場合、この部屋は「教室では無い」と思いますね。
rouka