米国で大統領選が行われたが、こちらもあと2ヶ月で、選挙だ。
5年生は4クラスあるから、各クラスから立候補者が1人ずつ出る。
まずは、その立候補者をクラスの中で擁立しなくてはならない。
たった一回の人気投票では、なんだかな、と思う。
つまり、じっくりとみんなで考えあって、クラスの温度が高まって、納得してみんなで笑顔で進める感じにはならないような気がする。
そこで、リーダーをいろんな子に経験してもらいながら、みんなでリーダー像、というのを考えることにした。
一週間に一度、リーダーを経験してもらう。
リーダーは席替え、掃除の班決め、朝の10分活動の内容企画推進、その他の権限が与えられる。
席替えを決められる、と聞いて、ウォーーーー、という地鳴りのような声が聞こえた。
相当、期待しているようだ。
「先生!その席替えの方法は、どうやって決めるんですか?」
「リーダーが決めます」
ざわざわ
「席替えは、リーダーがみんなに聞きながら決めるのですか?」
「みんなに聞くかどうか、自分で全部決めてもいいし、それもふくめて決めるのがリーダー」
ざわざわ
「え、先生、確認ですけど、リーダーが勝手に決めてもいいんですか」
「いいです。リーダーが責任もちます」
ざわざわ
これはかつてないことになった。
これまで先生が決めてきた席替え。
くじ引きで決めたこともあるけど、自由にはならなかった。
それが、このリーダーになることで、どうやら『勝手に決められるらしい』。
クラスでいちばんのお調子者、兼、やんちゃくん、兼、ドッジボールの審判を買って出るタイプの男子が、目の隅をキランと光らせながら、ドスのきいた声で確認してくる。
「先生、男子同士でとなりになっても、いいんですか」
「リーダーが責任もって決めるのであれば」
ざわざわ
信託システムを使うことにした。
自薦、他薦、白紙。
どれでもOKだ。
票を勝ち得た人で決まるのではなく、票を受けた人、票の入った人が、さらにだれを推薦するかで決まる仕組みだ。
たとえば、AくんがBくんをリーダーとして信託したとする。
BくんがCくんを選んだ。この時点で、Cくんには、Bくんの票とAくんの票の2票が入る。
さらに、CくんがDくんを選んだ場合は、Dくんに3票入ることになる。
つまり、AくんとBくんが信託したCくんが、自分を含めた3票をDくんに信託したことになる。
このとき、Dくんが自薦したとしよう。
Dくんは、自分こそリーダーにふさわしいと考えて、自分に票を入れたとする。
すると、このDくんには、すでに3票があるため、そこに自分の1票を加えて、4票が入る。
つまり、先の3票にくわえて、4票が入るのだ。合計7票。
この信託システムによって、もっとも得票数の高い人物がリーダーとなる。
信託システムの最初は、子どもたちからアンケートをとることだ。
下記の3つを書くカードを配布して、回収する。
これを教師が集計するのだが、とても面倒だ。
ぜんぶ手計算するのがめんどうなので、途中までエクセルを作ってみた。
(信託システムを少しだけ楽に入力するエクセルシート)←右クリックでリンク先を保存
本当にかんたんな関数しか使っていないために、ざんねんなことに途中までしか使えない。
最後の結果までは、このエクセルでは出ない。
しかし、それでも最初の1からスタートするよりも楽だ。
【使い方】
1)児童名を黄色いマスに入力します。
2)番号は、出席番号です。
3)一番左側のピンク色のマスには、その児童が信託した子の出席番号を入力します。

5年生は4クラスあるから、各クラスから立候補者が1人ずつ出る。
まずは、その立候補者をクラスの中で擁立しなくてはならない。
たった一回の人気投票では、なんだかな、と思う。
つまり、じっくりとみんなで考えあって、クラスの温度が高まって、納得してみんなで笑顔で進める感じにはならないような気がする。
そこで、リーダーをいろんな子に経験してもらいながら、みんなでリーダー像、というのを考えることにした。
一週間に一度、リーダーを経験してもらう。
リーダーは席替え、掃除の班決め、朝の10分活動の内容企画推進、その他の権限が与えられる。
席替えを決められる、と聞いて、ウォーーーー、という地鳴りのような声が聞こえた。
相当、期待しているようだ。
「先生!その席替えの方法は、どうやって決めるんですか?」
「リーダーが決めます」
ざわざわ
「席替えは、リーダーがみんなに聞きながら決めるのですか?」
「みんなに聞くかどうか、自分で全部決めてもいいし、それもふくめて決めるのがリーダー」
ざわざわ
「え、先生、確認ですけど、リーダーが勝手に決めてもいいんですか」
「いいです。リーダーが責任もちます」
ざわざわ
これはかつてないことになった。
これまで先生が決めてきた席替え。
くじ引きで決めたこともあるけど、自由にはならなかった。
それが、このリーダーになることで、どうやら『勝手に決められるらしい』。
クラスでいちばんのお調子者、兼、やんちゃくん、兼、ドッジボールの審判を買って出るタイプの男子が、目の隅をキランと光らせながら、ドスのきいた声で確認してくる。
「先生、男子同士でとなりになっても、いいんですか」
「リーダーが責任もって決めるのであれば」
ざわざわ
信託システムを使うことにした。
自薦、他薦、白紙。
どれでもOKだ。
票を勝ち得た人で決まるのではなく、票を受けた人、票の入った人が、さらにだれを推薦するかで決まる仕組みだ。
たとえば、AくんがBくんをリーダーとして信託したとする。
BくんがCくんを選んだ。この時点で、Cくんには、Bくんの票とAくんの票の2票が入る。
さらに、CくんがDくんを選んだ場合は、Dくんに3票入ることになる。
つまり、AくんとBくんが信託したCくんが、自分を含めた3票をDくんに信託したことになる。
このとき、Dくんが自薦したとしよう。
Dくんは、自分こそリーダーにふさわしいと考えて、自分に票を入れたとする。
すると、このDくんには、すでに3票があるため、そこに自分の1票を加えて、4票が入る。
つまり、先の3票にくわえて、4票が入るのだ。合計7票。
この信託システムによって、もっとも得票数の高い人物がリーダーとなる。
信託システムの最初は、子どもたちからアンケートをとることだ。
下記の3つを書くカードを配布して、回収する。
①自分の名前
②自分が信託する人の名前
③理由
これを教師が集計するのだが、とても面倒だ。
ぜんぶ手計算するのがめんどうなので、途中までエクセルを作ってみた。
(信託システムを少しだけ楽に入力するエクセルシート)←右クリックでリンク先を保存
本当にかんたんな関数しか使っていないために、ざんねんなことに途中までしか使えない。
最後の結果までは、このエクセルでは出ない。
しかし、それでも最初の1からスタートするよりも楽だ。
【使い方】
1)児童名を黄色いマスに入力します。
2)番号は、出席番号です。
3)一番左側のピンク色のマスには、その児童が信託した子の出席番号を入力します。

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