【指示】魚を食べたことがありますか。
食べたことのある魚の名前をノートに書きましょう。


グループで、出した意見の数を発表。

寿司を表示。

sushi

【指示】全部、言える人、挑戦してみましょう。
⇒クラスで数人に挑戦してもらう。⇒板書。

これらをすべて、水産物、といいます。
水産物を育てたり獲ったりするのを、漁業、といいます。
また、加工して売る仕事を、水産業、といいます。

【発問】では、日本の水産物の取れ高は、世界何位でしょうか。

2018年の統計で、世界10位です。
一位は中国、二位はインドネシア。

【発問】アメリカと日本では、どちらが多いでしょうか。

答えは、アメリカ。
アメリカが5000万トンの漁獲生産量。
日本は、4240万トン。
少し、アメリカの方が多いですね。
実は、以前はだんぜん、日本が多かったのですが、ここ数年でアメリカに追い越されました。アメリカの人たちも、たくさんお魚を食べるようになり、食生活が変化してきています。でも、一人当たりにすると、まだ日本人の方が3倍も多く、お魚を食べています。


さて、日本人はアメリカ人の3倍もお魚を食べますが、そもそもどのようにして魚をとっているのでしょうか。

日本の漁港の数は、全部で3000ほど。
地図上では、とくに大きな漁港にしか記号がしるされていないが、数えてみよう。

【指示】地図帳16ページをみて、漁港の印(⚓)をみつけたら全部、〇をつけてみよう。

【発問】漁港はどんなところにあるといえるでしょうか。

・北海道の右側(東)。
・東北の右側(東)。
・九州にも多い。

【発問】漁港はなぜそこに多いのだろうか。

・たくさん魚がいる?
・でこぼこしているから、港がつくりやすいから?

【指示】海流図をみて、気が付くことを発表しよう。

・親潮が魚をつれてくる。
・黒潮もある。
・九州は、対馬海流もあるよ。

【発問】なぜ地図では、海流のしるしが赤かったり青かったりして、色がちがっているのだろう?

・温度のちがい。

黒潮は幅が200キロメートルある。
深さが約、500mもある。
そこを、だいたい、人が歩くより少し速いくらいのスピードで海水が一定方向に、常に流れている。黒潮は、3年から5年すると、地球をひとまわりまわって、元の場所にもどってくる。

【発問】なぜ日本人は昔から、魚をたくさん食べてきたのだろう。

・海流が日本列島の付近をたくさん流れていて、昔からいろいろな種類の魚が豊富にとれたから。

sakana