困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

1学期の終わりに、国会や内閣、三権分立、裁判所、憲法などを学習した。
近代国家の基盤となる国家の制度は、学習しなければならない、というわけだ。

わたしのクラスには、「総理になる」と断言する男がおり、わたしは常々、

「これで本当に総理になったらすごい話だナ」

と思うのだが、おそらく無理であろう。
彼は、ともかく算数が苦手で、分数のわり算をみると「泣きたくなる」らしい。
まあ、分数のわり算の意味がよく分からなくても、もしかしたら時代が後押しをして、総理になる可能性はあるかも・・・。

さて、ちょうど参議院の選挙があった、という先週と今週にかけて、わたしは「国会」の授業をしております。子どもたちも、

「さんぎいんせんきょ」

という言葉は知っているし、両親やジジババが「投票」というものに出かけた、ということを知っている。

おしゃまな子が、いつものようにシッタカをかまして、

「かいけんするでしょう」

というから、当選した人の会見のことかと思ったら、【改憲】のことであった。





さて、クラスで話題になっていたのは、国会議事堂の工事のことだ。

共同通信の記事には、

『次第に全身が動かせなくなる難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の患者、れいわ新選組の船後靖彦氏(61)が当選確実となった。
国会設備の改善や議場へ介助者の同伴を認めるなどの検討が必要となりそうだ。参院の担当者は投開票日前の取材に「仮に当選した場合には、議員の意向をくんで最大限配慮する」としている。』

とあり、このことがテレビでも少し流れた?のらしい。(わたしは見ていない)

子どもがそのことを話題にしていて(おそらく両親が話していたとみられる)、

「国会議事堂、工事するかもしれんって言ってたよ」

と授業中に発言したことがきっかけで、わたしたちは10月に修学旅行で今年は東京に行くことになっており、みんなが次々と

「え?じゃあ、私たちが見学してるときに、工事するんかなー」
「国会にスロープってないの」
「エレベーターとかってあるの?」

など、興味をもって(というか心配になり)発言しはじめた。


一応、ニュースを見てきた、あるいは両親にそんなことを聞いたよ、という子が回答担当者になり、

「当選したから、なにかするかも」

と。



一番の心配は、国会議事堂の見学が中止になったりしないか、ということだったが、わたしが

「スロープを大きくするとか、一部そういうことがあるかもしれないけど、国会が閉鎖されて大工事、ということはないから大丈夫」

と言ったので、ホッとした空気が流れた。


ふだんなら、あまり子どもたちには「関係ない」ように思われがちな国会の授業だけれども、今回はタイミングがどんぴしゃだったから、みんな興味津々だったなー。



以下、関連するニュースより(抜粋)

◎内閣府によると現在、日本国内で身体、精神、知的障害のある人は963万人。2020年の東京パラリンピックを前に政府が障害のある人たちに配慮したインフラ改善を呼び掛ける中、船後氏と木村氏が当選した。

◎舩後氏の車椅子は意思疎通のための装置などを搭載しているため、一般的な車椅子よりもサイズが大きい。スロープを設置するなどして登壇できるかどうかの検証も必要になる可能性もある。



seiji_souridaijin
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