困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

本時の授業は、消化管の授業である。
実際には魚の解剖などができると良い。
その前に、消化管や消化のしくみそのものに興味をもつために、本時の導入を行う。
学習問題をたてつづけに4つも出すので、一つひとつをテンポよく、次々に出して行う。

【学習問題その1:動物によって食べるものは決まっているか】

・きまっている 17人
・きまっていない 10人
・きまっている動物ときまっていない動物がある 8人

「ほとんどの動物はきまっていると思う」
「たとえば、うちの金魚はニンジンを食わない」
「うちの文鳥も、ニンジンは食わないと思う」
「おれも食わない」「つかさ君は人参食ったほうがいい」
「うちの犬はなんでもくうような気がする」
「カラスはなんでも食いそうだなー」

理科動物の食べ物と量
【学習問題その2:肉食動物の口のつくりと草食動物の口のつくりはちがうだろうか】

・ちがう 35人
・おなじ 0人

「犬歯とかあるから」
「人間にも犬歯あるよ」
「アリクイには犬歯がないらしい」「なさそう」「まじか」「アリクイってなに?」「アリ食うやつだ」「蟻だけって・・・そんだけじゃ、足りなくね?」「大量に食うんだよ」「えー、蟻かわいそう」

ライオンの口のつくり
馬の口のつくり
猿の口のつくり

【学習問題その3:シロナガスクジラは大量のオキアミを食べるが、口のつくりはどうなっているか】

・ペリカンみたいにすくいあげてると思う
・海水といっしょに飲む(で、その後に吐き出す)

「いっしょに吐き出すときに、オキアミも出ちゃうじゃないの」
「なんか網みたいなのがあって、それで濾してると思う」
「網じゃなくて、ヒゲ、というか、口の中に生えている頑丈な毛みたいなので濾す」

【学習問題その4:肉食動物と草食動物の腸の長さはちがうだろうか】

・ちがう 35人
・同じ 0人

どちらが長いだろうか。

・肉食動物 10人
・草食動物 25人

「だって、人間だって肉を食い過ぎると胃がもたれるし、消化できないから、肉食の方が長いんだよ。時間がかかるから」
「草の方が消化に時間かかりそう。牛とかは、けっこう固い草みたいなのを食べるから」
「どっちかな」

はい、ヒント。生まれてしばらくは草食動物で、大きく育つと肉食動物になる生き物がいるよ。

「カエルだ!」

そうだね。では、どちらが長いか、資料をどうぞ。

おたまじゃくしの腸2

(まとめ)
カエルよりもおたまじゃくしのほうが腸は長い。消化管は、消化にかかる時間が長い草食動物の方が長いということが分かった。体のつくりも、口のつくりも、食べ物によってかなり違うことがわかった。食べ物を食べやすいように、生き物の身体はつくられている。


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