一昨年でしたか。
四十肩をやりました。1か月間くらい、黒板にチョークで書くのがしんどくてたまりませんでした。

それでも黒板に字を書かねばなりませんから、上がらない腕をもう片方の腕で持ち上げ、身体を傾けて、さらに背伸びをしたりしながら、何とか授業をしていました。

「へんな恰好!!」

子どもたちは笑いましたが、こっちは笑いごとではありません。
そのうちに逆の手で、板書ができるようになってきました。算数だけですが・・・。
数字なら、利き手とは逆の手でも、書けたので。
あんなに短期間に、すらすらと利き手とは逆の手が動くようになったのは不思議なコトでしたね。
必死だったからかな。


最近も腰を一度痛めました。
どうやら、姿勢も悪いようです。
身体の疲れやすさも感じます。

この秋から、根本的に学びたくなりました。
骨の付き方、筋肉の付き方。
自分の身体を、きちんと知りたくなりました。

猫背気味なんです。
昔からそうでした。
どうやら、ふだんの姿勢、歩く姿勢、足の着き方まで、ぜんぶ法則があるらしいですナ。
こうやっていると、つらくなりますよ、という法則が。
四十肩、五十肩、腰痛、みんな、大前提としてあるはずの、「正しい姿勢の保持、歩き方、走り方」を知らないところから、きているようです。

これだけ長い間生きてきたのに、
その間、ずっと歩いていたし、走っていたし、立っていたのに、
「あなたは正しい姿勢を知らない」
と言われたようで、本当にがくぜんとしました。

健康を知らないから、健康にならない。
幸福を知らないから、幸福にならない。
どうやら、通じるものがありそうです。

いったい、どんな姿勢が、正しい姿勢なのでしょう。

わたしの姉は、ふだんから着物を着ていますが、やはり姿勢は良いですね。

「だんだんと、着物でないと疲れるようになってきたの」

だって。
洋服を着ていると、疲れるらしいですな。
どれもこれも、身体の使い方、ということなんでしょう。
不思議なコトです。

shisei_man_good