困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

★第三場面★
勇太って、こんなところがあるんだ。

Dくん。「こんなところって、どんなところか」

シャイなだけじゃなくて、人にプレゼントするくらい勇気のあるところ。
春花の気持ちを想像して、なぐさめてくれようとしてくれるところ。
ちょっと面白い行動をするところ。

ついでに、わたしから発問した。
春花は、この紙で折った小さな馬に、なんていう名前をつけるだろうか。

アルプス。
岳。
春馬。
春太。
勇太。

今は、子馬のことよりも、すでに勇太のことの方が、春花にとっての大きな関心事に変わってきている。そんな予感をさせながら、物語は終わっている。

最後に、一番大事だと思われる発問をした。
勇太は、この出来事(紙で折った馬を渡す)のあと、春花への関わり方を変えるだろうか。

どちからというと、この話は春花の視点から、語られているから、子どもたちも自然と春花の心境を想像しながら、読み進めていくだろう。ところが、最後に、勇太視点で、再度考え直すことにする。
勇太の視点で書かれた描写は少ないから、その少ない材料をもとにして、勇太の考えを子どもたちに想像してもらうことにした。

子どもたちは、少ない描写を手掛かりに、理由をつけて意見を出した。

〇やはり恥ずかしい気持ちがあるから、変わっていったとしても微妙だと思う。
〇これをきっかけに、春花に対してやさしいことをしてくれる機会が増えると思う。

どちらにしても、子どもたちはこれまでの叙述をもとにして、考えを出し合っていた。

紙の馬
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