大学で増加中「散歩サークル」活動は「結構ガチ」(AERA)
かつて、この記事が目に留まったとき、
面白い!
ついに、時代が動き始めたか、という気がした。
要するに、記者からしたら、
「面白くもないことを、なんでやってるの?」
ということだろう。
しかし、その問いこそが、大学生の心情からしたら、「???」なわけね。
このすれ違い。おもしろ~い!!
「面白い」ということに、価値がおかれなくなってきていることに、
この記者が、すかさず食いついてきていることに、読者の自分もドキドキする気がした。
大学生「べつに、『面白くなくても』いいんですけど」
↑これが、理解できない。ふつうは・・・。
えっ!!面白無くてもいいの??そんな、馬鹿な・・・。
・・・てね。
◎積極的に汗を流す
◎コンパで盛り上がる
×ひたすらその辺を歩くだけ
こんな価値観が透けて見えてきます。
こういうことに、興味を覚えたこの記者は、センスがいいと思います。
というか、おそらく、この記者は、そのすれちがいを、楽しんでいる。
分かっている。
そして、世の中の多くの人が、
「これが価値ってものでしょう!」
として疑わないことに、ちょっとしたクエスチョンを投げかけているのだ。
この記事を書いたのは、朝日新聞の記者、「古田真梨子」さん。
どんな人だか、会って話してみたくなった。
こういうセンスの持ち主だから、今後、若い層を中心に、
「なにもしない、やる気もしない、でも鬱でもない、言われたらやるけど、そこまで頑張ってやろうとおもわない。道徳的な価値では動かない。」
という、一見、白けたような世代の行動を、きちんと理解してくれるのでは、と期待してしまう。
さて、今の小学生も、いわゆる「お仕着せ」の価値には、ちっとも感動しません。
その結果、まじめな先生ほど、悩んでいる気がする。
道徳の授業、どうしたらいいのか、ちっとも分かりません!
答えを教えようとする道徳は、過去のもの。
子どもが自身から見つける道徳が、ほんもの。
道徳の授業を、もっともっと開発できるような教師になりたい。憧れる。