元エンジニア・新間先生の自問自答ブログ

転職を繰り返し、漂流する人生からつかんだ「天職」と「困らない」生き方。
高卒資格のまま愛知の小学校教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

.
ずいぶん昔のことですが、学校で、「給食残飯グランプリ」というのがありました。

給食で、おかずやご飯が、残ります。

すると、その残滓の量をはかるんです。

お昼の放送で、

「今月、残滓の少なかったクラスは6年1組でした!おめでとうございます!」



いや、食べ残しが少ないのは、あっぱれなことです。

それは、それで、「素晴らしい」。

しかし・・・。




これ、おかずを残すと、担任の先生が叱るのです。

そして、缶をカラにすると、めちゃくちゃ褒められる。

すると。

今度は、そのことが、子どもたちの一番の関心事になってきます。




6年生ともなれば、知恵がまわるので、

残滓を巧妙に処分して、何食わぬ顔。

食缶をすっかり空にしてから、給食室に返してます。

給食室の先生から、

「さすが6年生、空っぽだね!!えらい!!」

なんて、言われて・・・。

(実は担任にナイショで、階段下のトイレに流してます)

つまり、食缶を空にするのが、目的化しちゃう。

子どもたちなりの、保身術なのだね。

でないと、先生たちの機嫌が悪くなるから。




残滓の多いクラスも発表されます。

すると、つらいですよ・・・。

ただ、放送で、

「◯年◯組は、もっと食べ残しを減らすようにしましょう」

と、言われるだけですが、

なんだか、全校にさらし者にでもなったみたいで、いやなものですよ。

放送を聞いて、いちばん、いや〜な顔をするのは、もちろん担任の先生。

子どもたち、その顔を見て、

「やべえ」と。




残さず食べるのは良いことだ。

そこまでは、分かる。

みんなの体が元気な証拠だもの。

だが、しかし。

つぎに、 「良いことだから、やれ」となるところが、ヘン。

上からかぶせていく感じが、ヘン。




アメとムチで、経営をしていると、

子どもたちはどうしても、逆の視点で動くようになります。



本当はその気もないことなのに、

〇〇しないと、先生の機嫌が悪くなる、

〇〇していかないと、先生が困る(おかしくなる)、

〇〇していかないと、学校全体として、まずいみたい。


と考えて、

「まあ、仕方がない。このシステムにつきあうか・・・」



これ、子どもが先生や学校の世話をしてるのですナ。


縄文時代25
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット