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(「困らない」への道 その1より つづき)

教師になってからは、仲間に恵まれた。

現場の、同じ職員室の仲間や先輩にもめぐまれたが、

なによりも、同じ地域ですごす、気の置けない友人たちがいた。

わたしの話に、親身になって、耳をかたむけてくれた。


わたしがときおり、

「学校の話、きいて」

と出すこと、こんなこと考えてる、ということ、深呼吸するように、思って出すことを、

家族の居間のような雰囲気で、何度もきいてくれた。

その座談会の場所を提供してくれていた、宿のご主人もいた。


また、なによりも、わたしを育ててくれたのは、子どもたち。

ていねいに話をしていけば、それが通じているよ、と答えてくれた。

こんなふうにしていきたい、と伝えれば、いっしょにやろうよ、と応えてくれた。

先生、こんなふうにしたいよ、これがおもしろいよ、と教えてくれた。

幸福でありたい、と毎日わたしに伝え続けてくれ、教えてくれたのは、子どもたちである。



さらには、このブログも大きい。

気づくと、もう10年になる。

ほぼ毎日のように、書き続けてきた。

これが、わたしの「ひとりごと」。

わたしが想像した人へ、なにかわたしの言いたいことを、受け取ってくれそうな人を想像しながら、

毎日ここでこうやって書き続けて、頭の中のことを表しつづけていると、

ふと、だれかに通じているような気がして、落ち着いて初心(というのか?)に

かえることができる。


なかには、ときおり、コメントや励ましのメールをくださる方もいる。

三重県には、そんなわたしを呼んで、「いっしょに話をしよう」と言って下さる方たちも、いる。



書いてきてよかったなあ、と、このことでも、そう思える。

書きながら、自問する日々。

今は、着実に、明るく、ひたすらに心地よい道を、歩んでいる。



先日、また、わかい大学生から、メッセージをもらった。

ブログを見て、という人。

教師になろうかどうか、と思っているそうだ。

「教師がブログを書いているのはいろいろみたが、こんなふうに教室の風景や出来事、教師の心理を描写しているブログは、少ない」とのこと。

自分なりの理想をめざして、たのしみに毎日勉強している、らしい。

ぜひ、「困らない自分」で、進んでいってほしい、と願う。


がんばれ!!

eieiou_man