元エンジニア・新間先生の自問自答ブログ

転職を繰り返し、漂流する人生からつかんだ「天職」と「困らない」生き方。
高卒資格のまま愛知の小学校教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

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教室に、差し入れが届いた。

手術を終えたJくん。

入院中に届けた手紙のお礼にと、おうちの方が、お菓子を持ってきてくださった。

Jくんも、にこにこ。


「よおっしー!みんなで食べようぜ!!」

ここまでは、盛り上がる。




ところが、具合に悪いことに、お菓子が4種類もある。

すると、みんなの目の色が変わる。

「え、なにとなにがあんの!」

「抹茶と桃と、イチゴと、ふつうのチョコ?あ、これバナナだ」



「えー、おれ、バナナいやだ」

「おれ、イチゴはいいわ。抹茶がいい」

なにがよくて、なにがダメか、好みを発表するみんな。


その後、だれから先にとるか、ということになる。


すると、みんないっせいに

「じゃんけん!」



窓側の席の子と、廊下側の席の子が、こぶしを握り締めて戦います。

「さいしょはグーッ!!じゃんけん・・・」



窓側の子が、チョキを出して、負けました。

すると・・・・



チョキを出した子が、責められます!!!


「なんでチョキ出すんだよ!抹茶が無くなるだろ!!」


案の定、抹茶がなくなり、その子は、桃を取らざるを得ない。


文句が倍増します。

「なんだ、桃かよッ!」


目つきが悪くなり、腹を立てます。


わたしは、おかしくてならず、ついに声を出して、笑ってしまう。

わたしが

ウワッハッハー、と身をよじるようにして笑うので、教室の空気は【確変】します。


女子の数人は、わたしと同じ心境となるようで、笑えてきたみたい。

キャハハハ、と同じようにして笑います。


すると、文句を言っていたMくん、なんだかバツが悪そう。


わたしはあわてて、

「いや、Mくん、Mくんどうぞ!ごめんね、腹立ててもいいから!Mくんを責めてるわけじゃないからね!」

と、フォローをしておきます。

「いい、いい、つづけて・・・!」

わたしはまだ、笑いながら、とにかく必死でフォローします。

これはネ。

腹を立てる、という、とっても面白い状況だよね。


わたしは思わず、近くに居た子たちに、

「なんで腹立ててるか、わかる?」

と聞きます。

すると、

「さー? 抹茶がほしかったから?」

「そう、そうだよね。たぶん」

「抹茶がほしいって、言えばいいのにねえ」

抹茶


ある女の子が、こう、つぶやきました。笑いをこらえながら。

「お菓子貰って、不幸になってる」

これを聞いて、全員が爆笑。

Mくんも、すっかりにやにや。
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