困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者の自虐スナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

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6年生で歴史を学んでいます。
初期の頃にはやる気のあった女の子も、2学期には疲れがみえてくる。

そもそも歴史の苦手な女子からすると、織田信長も豊臣秀吉も徳川家康も、なんとなく似たような、ようわからんおっさんでしかない。
「みんな、似たようなおっさんなのに、もうこれ以上増やさないでほしいよね」
「うん、そうそう。歴史の勉強なんて、似たようなおっさんだらけだもん」


これを男子がきくと、これはもう卒倒するほど驚くらしく、

「えええっ!!信長も秀吉も、まったくちがうじゃん!なんで女子はそれが分かんないの!」

ということになる。
顔つきも性格もやることも立場も、すべてちがう3人。
それを、どのように覚えたら、「似てるなどと言えるのか?」と、男子グループの何人かが怒りを通り越して憤っている。

「だ、第一、家紋もちがうんだよ!?五三桐(ごさんのきり)を許されたのは信長だけだったし(震え声)!!」


ほらほら、それが通じないんだよ、女子には・・・。

女子は関心がないんです。
武将がどこでどんなふうな合戦をしたとか。
どのような部下をもち、どのような作戦で勝ったか、なーんて、まったく興味を持たぬ。
男子のように、読書の時間ともなると戦国武将のデータブックをなめるように読み、微細な知識の断片を自慢しあう、という悪趣味な行為にはまったく理解を示さないのだ。


その女子が、ついに完全に白旗をあげたのが、
江戸中期の、文化人、5人の区別です。
〇近松門左衛門
〇歌川広重
〇本居宣長
〇伊能忠敬
〇杉田玄白
この5人の写真と名前、それから活動(やったこと、業績)を結びつける。
「そんなの、無理!!!」

女子が泣きそうになっておりましたところ、男子が帰りの会に、クイズを出すようになりました。
コピーした写真を画用紙に貼り付けたのを黒板に貼り、

「はい。このつるっぱげのおやじは誰ですか」
「(全員で)杉田玄白!」
私「・・・も、問題文の、やりなおしッ!」

問題の出し方を変える必要はあるが、やっている行為は認めてあげよう、ということで、現在これが続いております。
sugita_genpaku
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