困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者の自虐スナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

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①なぜ太平洋戦争をしたのか 
②資源が無い日本はどうすべきだったか

そもそも、この問題について、「資源」とは何か、というのが先に話題になった。

資源=石油、石炭、鉄鉱石、天然ガスなど


で、その石油だの石炭だのが、入手できない。
国際連盟を脱退したから、制裁を受けて、他の国が売ってくれない。


では、当時の日本人はどう知恵を巡らせていたのか・・・。

ひとつの答え⇒ 木炭で、バスを走らせていた。


これが、衝撃だったようです。
実際に、木炭で走るバスを写真で見せたら、「うわー、本当なんだーっ」だって。
資源の無い日本が木炭でバスを走らせていた、というのがオドロキだったようだ。
木炭で走るなら、今でも走らせればいいじゃん。
そうそう、石油を買わなくても済むよネ。

いや、それはそうだけど・・・木炭バスは、すぐに停止したり、エンジンが安定しなかったり、馬力もなかったみたいだよ。

ふーん。



以下、子どもたちの回答。
①なぜ太平洋戦争をしたのか
①日清戦争、日露戦争で勝ち続けたので気持ちが良くなってしまい、自分たちがもし負けたらどうなるかということを考えようとしなかったから。

①負けたらどうなるかを考えると、みんなが戦争に協力しなくなってしまう。そうすると国の資源が無くなって困ると思った人たちが、他の人に戦争のマイナス面を考えさせないで、戦争を進めていった。

②資源が無い日本はどうすべきだったか

②資源がある国からもらったり買ったりすればいい。物と物で交換してもいいし、日本で作っているもので、相手が欲しいものをあげて、日本に資源を下さい、と言えばよかった。

②国の予算の多くを軍事費についやすくらいなら、そのお金でよいものをつくって、欲しいという外国に売り、それで資源を買えばよかった。

②日本は他の国と協力しないで国際連盟を脱退して、資源を売ってもらえなくなった。そのため他の地域の資源を奪おうとしたけど、人を殺すくらいなら、コツコツ資源の代わりになるものを見つけるとか発明するとか努力したらよかった。


子どもたちの反応はいろいろあって面白いが、時間があったら

「なぜ、勝ち続けると気持ちが良くなって、負けることを考えなくなるのか」


というテーマを、追究したい、と思った。

3学期、忙しいさなかで次の単元へ進まなければならないので、もうこれ以上、時間がかけられない。
結局、子どもたちに投げかけただけで、次へ進んでしまった。

しかし、投げかけた言葉をちゃんと拾っている子どもも、クラスの中には少ないけど居るもので、

「勝たないと幸せにならないと思っていたから」

と、次の日の日記に書いてきたのは、面白かった。


言葉をひっくり返してみると、「勝ったから幸福になれる」と思いこんでいた、ということになるからネ。(本当はそうとは限らないのにネ)

雪の細道
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