困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者の自虐スナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

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次の資料は、中国と日本の結びつきを示すもの。
「中国から日本に輸入されてくる食品の量について。平成18年の調理冷凍食品輸入高に占める中国からの輸入の割合は、金額ベースで約58.0%(812億1千万円)、数量ベースで約63.6%(20万634トン)だそうです。数量ベースで2位のタイは約27.9%、中国からの輸入は、タイの約2.3倍でダントツです。」


さらに、中国からの輸入高は、数量、金額ともに年々増加の一途をたどっている。
えびフライ、いかフライ、いかリングフライ、かきフライ、あじフライ、白身魚フライ、トンカツ、チキンカツ、棒ヒレカツ、鶏唐揚、いか唐揚、かれい唐揚、かき揚、れんこん挟み揚、ハンバーグ、春巻、たこ焼、お好み焼、練製品、焼鳥、北京ダック、カップ惣菜、魚加工品、飲茶、ロールキャベツ、角煮、大肉包、小松菜炒め煮、いんげん肉巻、きんちゃく、湯葉、中華丼の具、さば塩焼、さば照焼、中華串、豚ごぼう焼、豚すき丼の具、飲茶類、タルト、まんじゅう・・・。


これを読み上げるだけで、教室中が静まり返る。


「全部ではありませんが、みんなが食べているもののうち、こういうものの多くが、中国産だということがあります。これを輸入しないで、全部、国産にきりかえることが可能だろうか」


男子の何人かが、

「やればできる!」

という。

そこで、

「実は、日本人は中国の食品をかなり食べているので、それをすべてやめるとなると、大変です。ついでに外国産はすべてやめて、全部国産にするとなると、日本人の食べるものがかなり少なくなります。どのくらいになるかというと、今食べているようなものの、ほとんどが、食べられなくなります。

農水省の資料に、食糧を輸入しなくなった場合の日本の状況(予想)が掲載されている。それを見ながら、子どもたちと話し合う。


そうねえ、朝食は、ご飯一杯、焼き芋小2本、糠漬け。くらいかな。

昼食は、焼き芋2本、じゃがいも(粉ふきいも)芋1個、りんご四分の一。

夕食は、ご飯一杯、じゃがいも(粉ふきいも)芋2個、焼き魚一切れ。

このくらいになるけど、やればできるかなあ」



子どもたち、

うーん・・・。



たった一人、おじいさんが畜産もやっているという大きな農家の息子、Aくんだけが、

「おれ、やれるよ。だってオレ、ほとんど、うちのもんばっか食ってるから」

全員、

「えー、Aくんいいなー」


今のところ、サバイバルに最も強いのは、Aくんということに。



写真は、週末の子どもキャンプで焼かれた、手製のバウムクーヘン。

バームクーヘンが焼かれた

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