ある女の子が、実に不思議そうに、

「なんで、だれかを【嫌い】になると、テンション下がるのかねぇ?」

と言ったことがある。

これまで、好き、嫌い、怒り、腹立ち、など、何だろう、どうしてだろう、考えてきた経緯があるからか。

実際、ここまで考えているのは、クラスでもほんの一部。半分以上の子は、

そんなの、当たり前じゃん・・・

で、済ませている。


この子、よくそこまで、考えるなー、と思うね。
怒る、腹を立てる、寂しくなる、嫌う、考えてみれば、どれも、なぜか、テンションが下がることばかりだ。

何故、テンションは下がるのか!?


この、テンションが下がる、ということが、万人に共通に現れる心理現象なのであれば、これこそが

人間らしさ

の原点なんじゃないか、と思う。

だけど、今の学校では、そうした人間らしさについての共通理解がないまま、「人間とは何か」の教育を、しているつもりになってる。
それでいて、良き人間関係を構築しよう、と力んでいるのだから、何か、ずいぶん遠回りしているような気がする。

幸福?