元エンジニア・新間先生の自問自答ブログ

転職を繰り返し、漂流する人生からつかんだ「天職」と「困らない」生き方。
高卒資格のまま愛知の小学校教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

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日本列島、なんだか休みの日が続いております。
秋は、祝日が多いんだよネ。

そこへもってきて、土曜が保護者参観日だとか、運動会とか。
振替休日なんかが入るから、なんだかスケジュールがへんてこ。
子どもたちの表情も、なんだか冴えないわけで・・・。


心配になって、朝一番に、

「しっかり寝ていますか?何時に寝ている?」

って聞いたところ、みんなけっこう、遅くまで起きてることが分かった。

ついでに、

「親に起こされているか、自分で起きているか」

を話題にしたら、なんだかみんな、自分の家の様子を話したくなってきて、

「お姉ちゃんがまず私を起こしに来て、それが最初。2番目が弟で、3番目は犬」

だとか、

「お母さんがカーテンを開けるから、それで起きないと殺される・・・」

とか、盛り上がり始めました。


話の上手なMさんが、

「うちの家は、隣の犬が散歩するところからスタートします」


と、なんだか物語風な感じ。

「その犬が吠える声でまずお父さんが起きます。その後、お父さんがお母さんを起こして、お母さんがお兄ちゃんを起こして、お兄ちゃんが私を起こします。」

なんだか、ロシア民話の「大きなかぶ」みたい。

「お兄ちゃんが私を起こす時は、枕をすごい勢いで引っ張るから、頭がゴンっってなるから起きるけど、お姉ちゃんが起こす時は、口で何べんも、おきろ、おきろ、って言うからうるさくって、まだ起きない時は最後にが来ます」

なにかのお話をを読んでいるような語り口で、事細かに説明してくれる。

みんな気になったので、

「おに?」


聞き返しますと、

「お母さん。お母さんは、上に乗ってきて、手でこうやって、ほっぺたを挟んだまま大声で起こすから、死にそうになります」


みんなで恐怖におののく朝の様子を語り始める。



雰囲気としては、昔やっていた、明石家さんまさんの、「あっぱれ、さんま大先生」という番組のようで、なんだかいやに盛り上がってきたので、

「ちょっと待った」

小学校5年生、こんな調子で起こされているのか??
ちょっと気になる。

「この中には自分の力で起きている人もいるでしょうから、おうちの人に起こされているよ、という人は、逆に、自力で起きる方法を、聞いた方がいいよね?」


私は、自力で起きるための方法、できる子たちの取り組み、を聞こうと思った。


やっぱ、めざましでしょう?

ネタを振ると、待ってましたとばかりにみんな、
一斉に話し出す。


「うちの目覚まし、すげえでかい音で鳴るよ。でっかいベルが2つもついてる。お父さんが、若い頃、時計屋でいちばんデカイのを選んで買ったらしい」

「へえー!すっげぇー!」

目覚ましだけでも、お互いに興奮して話すだけのネタがあるようで・・・。

「わたしのは、ちゃんと、私の名前を呼んでくれるよ!」

「え?どういうこと?Yちゃん、起きて!とかって、勝手にしゃべるの?」

「そう!」


どうやら、自分の名前を設定できるものがあるらしく、同じ機種をもった子が、実に3人もいた。

あるいは、

「ぼくは違うけど、お兄ちゃんのやつは、転がる~」

「ころがる?なんだ、それ?」

説明を聞くと、それは球形の目覚まし時計で、センサーが働くのだそうだ。
人間がアラームを止めようとして手を伸ばすと、自動的に感知して勝手に転がるらしい。

「転がっちゃったら、アラーム停められないよね」

「そう。だから、人間がふとんから、自動的に出てくる」


なーるほど。まさに機械の思う壺ってワケだ・・・。



かと、思うと・・・

自分では絶対に起きれない、と断言をするMくん。

「おれ、ぜったいに起きられないよ。今まで、時計で起きたためしがない」

なんとなく、みんないつものクラス会議のノリになって、

「枕元だと、いつの間にかアラームを消しちゃってるから、部屋の入り口に置くといいよ。」

勉強が苦手で、どちらかというと頼りない雰囲気のSちゃんまでもが、熱弁をふるう。

「入り口の、それも地面に置くんだよ。そうすると、そこまで歩いてって停めたら、目の前に扉があるから、まあ布団に戻るよりも、このまま部屋を出て、下降りてこっかなーって、思いやすいから」

なるほど。その子なりの工夫らしきものが、随所にあるもんだ。

「いや、俺さ、あの目覚ましの音が鳴ると、すっごくいやな気分になるから、あれで起きたくないんだよね~」

Mくんは、なにかとても嫌そうな声で、訴える。

「じゃ、カーテンのないところで、朝明るくなるところで寝ればいいよ」

「いや、寝る部屋が北側の部屋だから、明るくならないんだよね」

「へえ」


なにか、いい考え、ないかナ・・・。

「うーん」





結局、早く起きるためには、早く寝ろ、という話で終わりました。

(気が付くと、1時間目、終了しておりました。)


朝は気持ちよく
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